もうすぐ父の日ですね。


父親ってあまりいい役回りではないかもしれませんね。

私の父も非常に厳格で、子供のころは何かにつけて怒られていました。

悪いことをした日は、父が帰ってくるのがうれしくありませんでした。

つまり、父親があまり好きではありませんでした。


家に帰ってきたらお風呂に入って、ご飯を食べて、お酒を飲んで。。

そして、私が悪いことをした日には、子供の説教をする。。


酔っ払ってロレツが回らないのに、説教するなよ。

子供の言い分をちゃんと判断する能力が残っているのか!

そう思いながら父親に反発したものでした。


そんな父親の本当の優しさや何よりも深い愛情を認識するのは

大人になってからなのですね。


その日突然やってきました。


何気なく、父親と飲む約束をした日

その日は母親に、

今日は息子と飲みに行くから夕飯はいらない。

なんとなくうれしそうな顔している。


居酒屋でコップにビールを注ぎ合って、

最初の一杯目を飲み干したときのあのうれしそうな顔

目の奥に焼きついていて忘れることができません。


ついにこの日がきた!!

お前とさしで、居酒屋で杯を酌み交わしたかったんだ!!


言葉には出しませんが、目が語っていました。


このうれしそうな親父の顔を見たときに、

ああ、この親父の大きな愛情のもと、私は育ててもらってきたのだな。

小さいころ一緒に遊んだ思い出が走馬灯のように頭を駆け巡りました。

 一緒にかけっこをして、私が勝った事

 自転車の後ろに乗って近くの公園に遊びに行ったこと

 海水浴にいって、足のつかないところまで連れて行かれべそかいたこと。。


私も口には出しませんでしたが、父親の大きな感謝と愛情を胸に杯を酌み交わしました。


あれから何年たったか・

もう他界してしまいましたが、どれだけ親孝行できただろうか?


父が私の心に残した足跡を辿りながら、

心の中で「父の日」の感謝をしたいと思います。