東北地方太平洋沖地震 緊急支援情報 14日現在  | MODEL SHINYA OFFICIALBLOG Powered by Ameba

東北地方太平洋沖地震 緊急支援情報 14日現在 

東北地方太平洋沖地震 緊急支援情報
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。いったいどれほどの被害になるのか予測がつきませんが、いま、私たちに何ができるでしょうか。そして何をすべきでしょうか。緊急支援情報をまとめました。


いま、私たちにできること いま、私たちがすべきこと

気仙沼

気仙沼港。2010年8月にガイドが訪れた際に撮影したものです

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。被害の全貌はまだわかりませんが、被災をされた方には心よりお見舞い申しあげます。同時に、昼夜を問わず、現地で支援活動にあたる関係機関の皆様に心から敬意を表します。

いま、私たちに何ができるでしょうか。そして何をすべきでしょうか。募金情報および、いまできることをまとめました。

募金サイト

募金サイトがすでにいくつか立ち上がっています。使途をよく確認してから協力してください。募金は1日、2日遅くなっても状況に大きな変化はありません。早々にYahoo!の名をかたった義援金詐欺が出ています。災害時にはこの手の詐欺がつきものであることも悲しいけれど、確かです。

過去にあった募金詐欺の手口はこちら にまとめています。災害が大きければ大きいほど、様々な手口が出てきますので気を付けてください。「募金してください」「こちらにお振り込みください」といった電話やメールは無視することが鉄則です。ちなみに日本赤十字社から2010年6月には、こんなリリース が発表されています。手口の1つとして知っておいてください。

ガイドが信頼できると判断した募金サイトをご紹介します。

Yahoo!ボランティア 緊急災害募金(Yahoo!基金)
Yahoo!ボランティア 「Yahoo!基金」。Yahoo!のIDを持っている方のみですが、壁紙の購入などで協力できます。これまでの実績では緊急支援の際には日本赤十字社や、被災のあった都道府県に寄付されています。

●日本赤十字社
義援金は、1 郵便局・ゆうちょ銀行(窓口なら振替手数料は免除されます)からと、2 クレジットカード・コンビニエンスストア・Pay-easyからできます。2の方法での寄付は1口2000円からの受付です。詳しくは、こちら をご覧ください。

郵便局・ゆうちょ銀行の番号は下記の通りです。
口座記号番号   00140-8-507
口座加入者名   日本赤十字社 東北関東大震災義援金
取扱期間     平成23年3月14日(月)~平成23年9月30日(金)

米国赤十字社 でも募金の受付が始まっています。

●共同募金会
共同募金会への義援金は、各県の被災者の生活再建のために分配されます。振込先は共同募金災害救援ブログ へ。

ジャパンプラットホーム
緊急支援活動を行う団体の初動資金を提供する組織です。後述しますが、日本のNGOが緊急支援でダイナミックに活動するために大きな力を果たしている組織なので、迷ったときにはこちらに寄付するのもおすすめです。

●国際協力NGOセンター(JANIC)  東北地方太平洋沖地震 緊急支援まとめて募金
NGOとNGO、NGOと企業、市民、政府・自治体などをつなぐネットワークNGOです。寄付金は、東北地方太平洋沖地震で緊急支援活動をするJANICの会員NGOに均等に分配されます。募金は2011年3月12日から4月11日まで(予定)受け付けています。

●イーココロ
支援活動をする各NGOに直接寄付できます。ただし、集まった募金は使途指定はできません。一般寄付金として団体に寄付されます。

Give One
寄付先を比較・検討しながらできる寄付サイト。緊急支援団体への寄付ができます。

●災害支援 CANPAN
日本財団が運営するコミュニティサイト。「民による民のための災害緊急支援基金」として、募金を募集、被災地の人たちの支援に使われる予定。使途はCANPANのブログにその都度アップされていくそうです。

●JustGiving JAPAN
手数料+クレジットカード等決済手数料はチャリティ・プラットフォーム&JustGivingで全額負担し全額上乗せ寄付(マッチングギフト)する仕組み。チーム単位で募金を募り、そこに参加し、募金をすることをチャレンジと呼び、仲間と情報交換しながら寄付をし、支援を広げる仕組みです。義援金は国内外の災害支援活動をするCIVIC FORCE(シビックホース)に寄付されます。

募金サイトでは、寄付するNGOが重複しているところもあります。各NGOでも、活動資金として寄付を募っていますので、迷ったら、募金サイト経由ではなく、緊急支援に実績のあるNGOに直接寄付することをおすすめします。支援を始めたNGOの情報は次ページです。

また、どこのNGOに寄付していいかわからないという方は、日本赤十字社、もしくはジャパンプラットホーム(JPF)をガイドはおすすめします。ただし、12日現在、日本赤十字社の寄付は始まっていません(始まり次第、このサイトも更新します)。また、日本赤十字を名乗った詐欺の手口は様々ですので、日本赤十字社の募金受付が始まったら、振込やクレジットカードなどで、直接寄付することをおすすめします

JPFは、日本のNGOが緊急支援でダイナミックに活動するために作られた支援組織です。経済界もバックアップしており、各企業などからの義捐金・寄付金を緊急支援団体が初動時に必要なお金を提供しています。緊急支援は初動が大切な活動です。こういった組織ができたことで、各NGOは迅速に活動することができるようになった側面があります。



緊急支援活動を始めている団体

海外の緊急支援で培った機動力で、国際協力NGOが迅速な動きを見せています。緊急支援活動をするNGOは、大きく医療支援と、物資の配給や被災者の生活支援などを行う団体に分かれます。募金を何に使ってほしいのかを考えて、募金先を選ぶのも一案です。(順不同です)

●ピースウィンズ
機動力のある緊急支援に定評のある団体です。

●AMDA(アムダ
「救える命があればどこまでも」をモットーに災害や紛争発生時、医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を展開しています。

●JEN
緊急支援と、息の長い自立支援が得意な団体です。中越地震の際にも緊急支援活動と自立支援を行った実績があります。

●SVA シャンティボランティア会
アジアで活動するNGOですが、阪神大震災の際にも活躍しています。募金の振り込み用紙がほしいという方に、専用のフォーム もあります。

難民を助ける会
日本の難民支援の草分け的な団体です。各国の緊急支援にも定評があります。

●日本災害救援ボランティアネットワーク
阪神・淡路大震災をきっかけに神戸市に拠点に災害救援や防災活動を展開する団体。 募金の使途は決まっていませんが、決まり次第サイトに更新されます。ブログ もあります。

国境なき医師団 日本
国際的な医療支援・人道支援団体です。2009年度は世界64ヵ国で活動した実績があります。

●世界の医療団(メドゥサン・デュ・モンド)
パリに本部を置き、世界各地に医療・保健衛生分野の専門スタッフ中心に派遣しています。

日本国際民間協力会(NICCO)
京都の国際協力NGOです。

●ADRA JAPAN
国内外の緊急支援を行っています。

●セーブ・ザ・チルドレン
アジア各国で子どもたちの支援活動を行う団体です。緊急支援活動も手がけています。

●ワールド・ビジョン・ジャパン
アメリカに本部のあるNGOです。世界各地で人道支援を行っています。

●国境なき子どもたち
途上国で子どもを中心とした支援活動を行っています。被災地の市民団体や教育機関と連絡をとり子どもたちの支援をしていく予定です。

寄付を募る企業サイト

●TUTAYA【緊急募金】東北地方太平洋沖地震

Tポイント1ポイントが1円換算で、寄付されます。各都道府県の災害対策本部などを通じて、全額寄付されるとのことです

●サークルKサンクス (PDF)
3月12日から3月27日まで全国のユニー、サークルKサンクス6502店舗で募金を受け付けています。集まった募金は被災地に届けられる予定です。

●ローソン
東北と茨城県をのぞくローソンの各店舗で募金が始まっています。

●GROUPON(グルーポン)東北地方太平洋沖地震 義援金のお願い
一口200円で、寄付を募っています。寄付の金額と同額をGROUPONが拠出(マッチング・ギフト)し、総額を団体へ寄付する方式をとっています。つまり、200円寄付すると400円の寄付ができるというしくみです。目標寄付総額2億円(GROUPONの寄付を含め)で、日本赤十字社への寄付が予定されています。

●nifty  東北地方太平洋沖地震災害救援金
募金先は現在調整中とのことです

●goo 義援金の募集
gooのIDを持っていると、壁紙購入などで協力できます

●はてな 東北地方太平洋沖地震義援金
日本赤十字社に送られる予定です。

●レディガガ
レディガガが、今回の支援にと販売するリストバンドのページです。ガガさん、やっぱりカッコイイ!



いま、私たちがすべきこと

●献血
献血は災害時に健康な人なら誰でもどこででもボランティアです。ただし、集めた血液を適切に処理するには、限界もあります。献血ルームが混雑しているようなら、受付で「今日の状況はどうでしょうか?」と確認してみてください。血液の需要は当分続くと予想されます。いますぐではなく、状況を見て、2~3日遅らせるなど、ご自身で判断することが大切です。全国の献血ルームはこちらから 検索してください。

●電力をはじめ、無駄なエネルギーを使わない
東京電力では電気の供給力が不足する恐れがあることで、節電を呼びかけています。無駄なエネルギーを使わないことを心がけましょう。電力だけではなく、外出は必要最低限におさえ、交通や流通に負荷をかけすぎないことも大切ですし、ガスも石油も、大切に使いましょう。節電のコツはこちらこちら の記事が参考になります。

●災害ボランティアに行けるのはいつ?
千葉県の浦安市、茨城県の水戸市、つくば市、鉾田市、常総市などで、市内及び近隣地域のみの災害ボランティアを受け付けています。詳細はこちら へ。

東北の被災地では地元の人たちによる炊き出しも行われているようですが、それ以外の地域からボランティアに行くのは控えてください。

●物資の支援は?
企業による物資の支援が行われていますが、個人による物資の支援は募っている状態ではないようです。物資の支援情報はこれから出てくるかもしれませんが、出所を確認して、送る前に「現在も募集しているかどうか」の情報をしっかり確認してから送るのが鉄則です。また、いまできることは、物資より、募金。自治体や団体にお金を寄付し、それを被災者のために使ってもらうことのほうが得策です。

●出所不明な発言やツイートを広げない
ネットでは、出所不明な発言や信憑性に疑問のあるツイートでも簡単に広がっていきます。デマや流言の類かもしれないと思ったら、ニュースやインターネットで、正しい情報を入手しましょう。特にネガティブな情報やヒステリックなツイートは、読んでいる人の心をかき乱すだけです。自分がながす情報の意味、受け取る人への影響を考えてから発言しなくてはいけません。Twitterで情報を拡散する場合は、こちら で情報源の確認方法を頭に入れてから!

●私たち自身が体調を崩さない
しっかり食事をして、病気をしない。基本中の基本ですが、まず自分が健康であること、これが一番大事!

●情報は遮断しない
被災地の映像や状況を知るたびに、心がつぶれるような気持ちになります。節電のよびかけもされていることで「無駄な電力を使ってはいけない」と一切の情報を遮断してしまう方もいるかもしれません。でも、まだ状況がどう変化していくかわかりません。ご自身の身の安全のためにも情報をまったく遮断してしまうことはやめましょう。もしもの際に、こんな記事 も参考になるでしょう。

●目の前の日常を落ち着いて過ごす
被災地では大変な状況が続いていますが、週明けからは日常です。仕事や勉強が手につかないという方もいるかもしれません。でも、落ち着いて日々の日常を過ごすことがまず私たちがすべきことです。それが自分自身を勇気付け、次の行動の力になります。その上で何ができるかを考えていきましょう。


更新日:2011年03月14日