親父も早くに亡くなり
自分の身体がボロボロになるまで働いて


これから沢山親孝行をしたい。


沢山苦労をして幸せになるべき資格がある
オカンみたいな人が
癌になる筈ないって
ずっと思いながら
その日の夜を過ごしました



ずっとずっと
癌じゃないようにと祈っていました…






けど違いました…






仕事から帰ってき時に母は布団に入っていました
『オカンどうやった?』と尋ねると


いつもと変わりない感じで…
『お母さん癌やったわ…手術もできひんて…』


崩れ落ちるように堪えきれず泣きながら
何度も何度も謝りながら
抱きしめていたのを覚えています…



当たり前に一番近くにいた
大切な人がいなくなるかもしれない…
思いたくなくてもそう思ってしまう
涙が止まりませんでした…



なんでオカンなん…
なんでオカンなん…って
暫くはそう思っていました




それからはあっという間に感じます…




治療法など先生に掛け合いました…
手遅れで手術ができなかったのに
抗ガン剤のおかげで手術ができるようになり
片方の乳を全摘。

術後から4年くらいは
今までの日常に戻る事ができました




けど
亡くなる半年ぐらい前から
転移が広がり症状が一気に悪化
だんだんと歩けなくなっていきました。


寝たっきりになってしまい
つきっきりで介護をしていました



書ききれないけど

その間にも色んな事があったんです…





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