バブル期入社の40代社員が劣化している? | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

私のすぐ下の部下は、局次長とか部長と呼ばれる人たちで、その全てが40代です。


中でも40代後半が多い。


この40代後半という世代は、いわゆるバブル入社組のことです。


最近あちこちで、この40代社員の劣化が言われています。


本当にそうかなあ~と思いつつこの1ケ月間、部下を観察してみた。


そして気づいたのは40代後半と40代前半ではその気質に大きな違いがあるということ。


40代前半は就職氷河期を経験した30代に近い気質を持っている。


それは「考えすぎて前に進めない」という気質だと思う。

だから、わが社では表題にある「劣化している40代と」は40代後半ということになります。


40代後半になると間違いなく衰え始めてくるのが意欲や想像力を司る前頭葉だそうです。


最近意欲や想像力が劣ってきたな~と感じる40代後半の人は劣化予備軍と言えます。


次にセロトニンという神経伝達物質が減少し始め、やる気がなくなりウツになりやすいのも40代の特徴だと言われています。


一般的に40代後半に人が劣化すると言われる三大要因とは、


1.管理職としてさらなる上の狭き門を目指す段階で選別が行われ、「俺はこの辺でいいや」という諦めが生まれる。


2.養育費や住宅ローンなど、のしかかる社会的責任が最大限に近づき、このままで大丈夫だろうか?と悩み始める


3.時代や社会環境の変化に追い付けず、旧世代というカテゴリーに入る恐怖が生まれる


幸いにも私は41歳の時にレコード会社から未知の世界に近い広告会社に転職したのでアレコレ考える暇がないまま夢中で働き、気がついたら50歳になっていました。


パワーポイントを見よう見まねで習熟したのも50歳近くになってからだし、このブログを始めたのも50歳を過ぎてからだ。


そしてようやく役員の椅子が見えた時、突然の会社合併で今日に至っている。


要するに私の40代には「悩む」という時間がなかったのだ。


ただ言えることは賞与は年々上がり、夏休みには決まって家族全員で箱根のプリンスホテルに1週間滞在していたし(まあ、ささやかな贅沢だが・・・・・)、週末の朝食は毎回片瀬にある地元の有名レストランで食べていた。


勢いで通り過ぎた40代・・・・・・これはこれで良かったのか悪かったのか、あるいは今思うとこうすればよかったなどと気づくこともあるが、もう取り返しがつかないのだから仕方ないと諦めている。


しかし、一般的には「諦め」と「恐怖」が同居し始めるのが40代ということになるらしい。


確かに「もうこの辺でいいや」と出世を諦め、趣味のランニングやサイクリングに熱中している人たちもいる。


彼らの話題はいつも趣味の世界のことばかりで、そのことを頻繁にフェイスブックにあげている。


でも会社で見る彼らは趣味の世界で見る彼らほど生気が溢れていない。


複数の子供を持ち、ローンの支払いがきついのか、いつも昼食を食べているのかいないのか分からない人もいる。


小遣いが少なくぎりぎりの生活をしていることは容易に察しがつく。


だから彼は定期代などのまとまった金が入ると一気にブレイクしてしまうことがある。


何しろ花のバブル入社組である、金さえあれば派手に遊ぶことには慣れている。


彼らが入社した時には携帯電話すらないし、PCを使う仕事なんて日常では考えられなかった。


それが、ワード、エクセルまでは何とかこなしてきたが、パワーポイントになると突然躓いてしまう。


ましてやSNSなんてことになると、面倒くさいと諦める40代管理職もいる。


彼らは往々にしてスキルのなさを時代のせいにする。


そう、何でも時代のせいにしたがるのも40代社員の特徴だ。


これが30代社員になると、時代のせいではなく社会の仕組みのせいになる。


時代と社会の違いというのも大きいな~と感じた。


こうなると40代社員というのは会社の財産になるかお荷物になるかの瀬戸際ということになるのかもしれないが、彼らが中間管理職である以上、お荷物になってもらっては困るのだ。


実際、バリバリ働き、責任のある仕事をこなし、順調に上を目指している40代社員もわが社には意外と多いことに今回気付いた。


でも、その多くは40代前半である。


最後に劣化した40代社員の特徴をあげます。(週刊SPA!調べ)


1.上司として管理能力が乏しい


2.自分のことしか考えていない


3.仕事のクオリティが低すぎる


4.やる気がない


5.責任転嫁が多い


6.自慢話が多い


あなたの身の回りにこんな40代上司がいたら要注意です。


でも、でも、大丈夫。


週間SPA!はこう言ってます。


30代には理解しがたい現実認識の軽さが40代にはあります。飄々としているというか、ノリで行っちゃうとか。しかし、こういう能天気とも言える軽さは周りの雰囲気を明るくし、社内の風通しもよくしてくれます。