Facebookは日本で流行するのか否か?
米国IT系企業のCEOで、今春日本でのビジネスローンチのために来日し、私が交渉の窓口になった縁で知り合ったS氏のFacebookアカウントをフォローしたら、即刻「承認」の返事がきました。
私が彼のアカウントをフォローした理由は、彼がFacebookに連動している私のツイートを読んでいると日本の代理人が教えてくれたからです。
彼が私のツイートをフォローした理由は分りませんが、彼の会社の日本法人が来月半ばにローンチすることが決まったせいかもしれないし、当社としてこの日本法人と業務提携したいという意思を私が代理人に伝えていたからかもしれません。
いずれにしても米国IT企業のCEOがビジネスのためとはいえ、数回会っただけの私のツイートをフォローしているということは、米国のビジネスマンにとっては当たり前のことなのかもしれません。
米国のビジネスシーンででFacebookが、頻繁に使われている証しです。
逆に言うと、米国の企業と仕事をしようと思う人にとってFacebookは必須アイテムということになります。
全世界で5億人を超えたというFacebook。
しかし、日本はというと、会員数は170万人で、世界ランク54位です。
ちなみにユーザー数のベスト10はというと・・・・・・・
1位 : USA 144百万人
2位 : インドネシア 30百万人
3位 : UK 28百万人
4位 : トルコ 23百万人
5位 : フランス 20百万人
6位 : フィリピン 18百万人
7位 : イタリア 17百万人
8位 : カナダ 17百万人
9位 : メキシコ 17百万人
10位 : インド : 15百万人
しかし、米国の1位は分るとしても2位がインドネシアとは
日本に近い中国と韓国はどうでしょうか?
中国は83千人で129位
韓国はというとベスト200位圏外です。
日本を含め中国、韓国共に自国のSNSサイトが強いということです。
日本のFacebookと言われているmixiの会員数が2300万人ですから、Facebookは、その10分の1以下というのが日本の現実です。
私のように現実のビジネスシーンでFacebookの凄さを体験する人が増えるということがFacebookが国内で躍進する要素のひとつと言えるでしょう。
でも、中国が129位とは、これも意外ですね。
世界中のマーケッターが注目する中国の2010年上半期のインターネットユーザー数は4.2億人で世界一です。
でも普及率から見ると、31.8%ですから、まだまだ拡大の余地が大きいということになります。
中国の場合、世界中で圧倒的なシェアを誇るGoogleでさえ自国の検索サイト「百度」(バイドゥー)にかないません。
百度のシェアは70%を超えています。
予想どおり閉鎖的な国です。
私自身、Facebookの使い勝手の良さを未だ充分理解できていないし、日本で本当に流行するのかどうか半信半疑です。
でも、欧米諸国やインドネシア、インド、フィリピンといったアジア諸国とビジネスをしようと思っている人にとっては必須アイテムだということは言えます。
社員数人という日本の小さなアパレルメーカーが日本での店舗展開の前に、Facebookを通じてシンガポールに店を開き大成功したという例があります。
(株)エスワンオーが運営するファッションブランド「サティスファクションギャランティード」です。
ポイントは誰もが利用できるFacebookのファンページ開設により、僅か9ケ月で16万人のファンを獲得したことです。
日本のマーケット展開の前にFacebookを通じてアジアでのファンを獲得し、シンガポールに1号店を開設する。
誰でもやろうと思えばできることです。
このファンページは、例えて言うと、スターバックスが1600万人、コカ・コーラが1500万人です。
こういうファンページを中心にしたFacebookの有効活用方をまとめた本が出ました。
熊坂仁美さんが書いた「集客革命!Facebookをビジネスに使う本」です。
Facebookをビジネスに活用したいと思っている人には超オススメです。
数週間前、Facebookの時価総額がソニーを抜いたという記事を読みました。
- Facebookをビジネスに使う本/熊坂 仁美
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数週間前のことですがFacebookの時価総額がソニーに並んだそうです