アリス・イン・ワンダーランドを観ました | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

A I W、メチャクチャ面白かったです


大ヒット中です。


ソフィアの森の映画と音楽&広告、マーケティング


とにかく女性客が多い!


そして、4月17日公開後、ぶっちぎりの1位を快走中です。


公開時の週末2日間だけで「アバター」の2倍の13億1654万円という興行収入をあげましたので、最終100億円を超える勢いです。


先週米国ディズニーが発表したグローバルボックスオフィスの総売上が9奥6000万ドルを超え、ディズニーに2億1000万ドルの利益をもたらしたと言いますから、映画のヒットがいかに大きいかが分かります。


そして、この映画の特徴はリーピーターが多いところです。


3Dで観て、2Dで観て、日本語吹き替えで細部をチェックする。


映像の美しさもさることながら、意味深な台詞が多いこともリピートの要因かもしれません。


例えばヘレン=ボナム・カーターが演じた「赤の女王」の台詞。


It is better to be feared than loved


「愛されるより恐れられるほうがいいわ」


何度か繰り返される台詞です。


大きな頭にコンプレックスを持ち、実の父親からも捨てられそうになった哀しい過去を持つ悪の女王をヘレン=ボナム・カーターが見事に演じきっています。


美人で人気者の妹と常に対比される人生を歩んできたイラスベスが側近に言った言葉が上記の台詞ですが、何か哀れだし、淋しさを感じます。


この赤の女王・イラスベスが、とにかく素晴らしい!


圧倒的な存在感です。


実写とモーションキャプチャでここまで表現できるとは。


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写真で指差ししているのが赤の女王。


上にいるのが姿を消すことができるチェシャ猫です。


AIWにはこの他にも人生について示唆を与えるような台詞が沢山あります。


リピーターが生まれるはずです。


幼いときから「不思議な国」の夢ばかりを見ている自分が普通の人間ではないんじゃないかと不安に思っているアリスに父親が伝える台詞。


You’re mad. Bonkers,Off your head.


But I’ll tell you a secret・・・・・・・・・・


All the best people are.


「お前はどうかしている。でもいいことを教えよう。偉大な人はみんなそうなんだ」


アリスは安心したように父親に笑いかけます。


この台詞はアリスがワンダーランドを去るとき、ジョニー・デップ演じるマッド・ハッターにアリスが父親と同じように伝えるシーンでも使われます。


その時のマッド・ハッターの表情が何とも言えない・・・・ぐっと込み上げてくるものがありました。


そして、アリスと青い芋虫アブソレムとの間で交わされる禅問答のような会話の数々。


なかなか哲学的な会話です。


アブソレムの声がアラン・リックマン。


この人の声、ハリー・ポッターでもそうですが、心に響くステキな声ですよね。


3D映画としては、「アバター」よりも視覚効果が大きかったように思うし、何よりも次々に現れる不思議なキャラクターが3Dにピッタリ!


完全にアリスワールドにはまってしまい、満足度95点。


それにしてもヘレン=ボナム・カーターって女優の凄さを実感した作品でもあります。


日本語吹き替えも見よ~っと。