ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」を聴きながら | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

2009年をハード・バップの名盤で締めくくる


山野楽器の店頭で思わず買ってしまった1枚です。


実は山野の店頭でジャズの輸入廉価盤セールで見つけてレジに行ったところ、輸入盤では1470円だが、3階のジャズ売り場に行けば、EMIのブルーノートセールで同じものが1100円で買えるとのこと。


音に遜色があるわけでなし、どうせiTunesにコピーした後にiPodで聴くわけだから安いほうがいい。


で、店頭に並んでいたジャケットを見て驚き!


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安売りと特典のクレジットシールがベタベタ貼られていました。


あのジャケットが・・・・・・・・・・スリットのスカートを穿いたキャリア・ウーマンと思しき女性がマンハッタンを颯爽と歩いているなんてことを想像させる素晴らしいジャケットが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う~ん、哀しい。


でも安いからいいか。


レコード会社で洋楽の編成から邦楽の販促セクションに異動して担当したのがヤマハ音楽振興会でした。


いわゆるポプコンアーティストです。


最初に関わったのが門あさ美という謎のシンガー・ソングライターでした。


彼女の何枚目かのアルバム「Sachet」(サシェイ・・・仏語で確か「匂い袋」だったような・・・)のジャケットデザインの時のヒントになったのがクール・ストラッティンでした。


女性の「足」をトリミングし、セクシーで大人の雰囲気を出せれば。


それがきっかけとなってできたアルバムジャケットです。

SACHET/門あさ美
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ヤマハを担当していた時期は幸運にもヒット作に恵まれました。


中でも、山根麻衣、門あさ美、雅夢、東野純直の4組には深い思い入れがありましたので、当時彼らたちに関わっていたヤマハのスタッフとは今でも親交があります。


ブルーノートの名盤「クール・ストラッティン/ソニー・クラーク」は、とにかく売れまくったアルバムです。


ジャズ喫茶のリクエストNo.1の常連で、ジャズに詳しくなくても、このアルバムのことを知っているというだけでジャズファンの仲間入りしたような気になりました。


私の場合、フランス映画に左程詳しくなくても、ジャン=リュック・ゴダールさえ知っていれば、何となく女の子にモテた学生時代と密接にリンクした想い出があります。


ハード・バップ・ジャズの代表作です。


メンバーは、


ソニー・クラーク(p)

ジャッキー・マクリーン(as)

アート・ファーマー(tp)

ポール・チェンバース(b)

フィリー・ジョーンズ(ds)


ジャズを知らない人でも、この1枚だけは聴いてほしい。


クール・ストラッティン/ソニー・クラーク
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