横浜開国博Y150とアマゾンジャングル再生基金 | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

矛盾を孕んだ博覧会とアマゾンのジャングルとは?


旧聞に属しますが、9月17日に「横浜150周年開国博・ヒルサイドエリア竹の海原へ行ってきました。



中田元横浜市長の発案でありながら、市町の突然の辞任で話題になった博覧会です。


メイン会場はみなとみらい地区にある「ベイサイドエリア」なのですが、私が行った「ヒルサイドエリア」が第二会場で、横浜から相模鉄道線に乗って鶴ヶ峰という駅で下車。そこから会場までシャトルバスで約20分。


「ズーラシア」という動物園に隣接した広大な敷地の中に、竹で作られたパビリオンが立ち並んでいました。


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平日とはいえ、人がいない。


閑散としていました。


途中に続く立派な駐車場(お金がかかっていそうです)・・・・・・・・・・ガラガラです。


この竹の海原という会場内にあるステージで「NGO法人・アマゾンジャングル再生基金」 の主催で行われた「ジャングル展」「アマゾンの森を守る」トークイベントを見るために行ったのですが、とにかく人が少ないので盛り上がりません。


でもトークイベントの中身は聞き応えがありました。


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このジャングル展「Rebirth with Jungle~いま私達ができること」を企画したのが、文化放送のディレクター時代から付き合いのある I さん。


この人、サラリーマン時代からアマゾンにちょくちょく行ってました。


それも金鉱探しにです。


でも、そこでアマゾンの開拓移民と知り合い、アマゾンの森が過度の伐採により瀕死の状態にあることを知ったのです。


I さんは、文化放送を早期退職した後「アートライフ・ミュージアム」 というインターネット美術館を立ち上げ、運営しています。


I さんの人脈で、北野武さん、吉田照美さん、泉谷しげるさん、岡林信康さん・・・・・・・著名人の作品が数多く展示されたバーチャル美術館です。



ささやかながら、この美術館の運営に私も協力しています。


こういう著名人が I さんが提唱する「アマゾンの森を守る」運動に賛同して、絵画を提供しているのです。


そういった作品のいくつかが当日展示されていました。


さて「アマゾンの森を守る~Rebirth with Jungle」について少しお話します。


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かつて地球上の酸素の3分の1を供給していたアマゾンの森が、過度の伐採により今は4分の1以下になってしまったそうです。


これは大変だ!アマゾンの森を守らなくては・・・・・・・・という発想から生まれた活動です。


一方には植林活動というのがありますが、アマゾンでの植林というのは、その気象条件から見ても簡単ではありません。


これから木を植え、育てるよりも、今あるジャングルを守ることのほうが先決なのです。


その背景には「CO2の削減からカーボンオフセットの発想へ」という世の中の流れがあります。


カーボンオフセットとは、


人間の経済活動や生活などを通じ「ある場所」で排出されたCO2などの温暖効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称です。


今の時流に沿った考え方です。


その中心になるのがアマゾンの森というわけです。


その活動を広く、分りやすくする啓蒙活動のために著名人の絵画作品を中心にした展示会を I さんはこれから全国で展開していくのですが、これはビジネスの視点から考えても充分に成立する話です。


I さんの活動に共鳴し、ビジネスからの視点でサポートするのが私の務めなのです。


頑張らなくては!


ところで「開国博Y150」ですが、間もなく閉幕となりますが当初目標の500万人動員には遠く及ばず、9月24日現在でその4分の1にも満たない117万人にとどまっています。


チケットが高い(当初2400円でしたが、今や実質700円前後)、価格に見合わないコンテンツ(面白くない)等が主な原因です。


中田元市町のトップダウンで進められたプロジェクトですが、素人目で見てもコンテンツがつまらないし、この博覧会の目的がよく分りません。


これでは中田さんが敵前逃亡だと言われても仕方ないですよね。


横浜市議会は10月1日に行われる「決算特別委員会」に中田元市町の出席を要請していますが、中田氏は文書で「出席には応じない」と伝えてきたそうです。


逃げるな!中田さん!!