愛はみえる~全盲夫婦の「たからもの」 | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

立道聡子さんのメジャーデビュー曲「たからもの」


今日、楽しみにしていたテレビ番組をいま見終えました。


フジテレビ系で日曜日の14:00~(今回は13:45~でした)ノンフィクションのタイトルで放送されている枠です。


今回のテーマは「愛はみえる」です。


このブログでも以前書きましたが、全盲のシンガー・ソングライターであり、全盲の夫と3歳の息子(彼は健常者です)と暮らす立道聡子さんの妊娠からビクターエンタテンメントでのメジャーデビューまでの軌跡を追ったドキュメンタリー番組です。


元々フジテレビの「スーパーニュース」ディレクターの八木里美さんが追いかけ取材をしていたものをまとめたものです。


実は立道さんのデビュー曲「たからもの」のディレクターである松井和男さんは、私と同じレコード会社で10年近く一緒に仕事をしたことがある、いわば「戦友」です。


予想外に松井さんの出番が多く、なおかつインタビューでは、しっかり大人の発言をしていました。


立道さんが、初めてプロの音楽スタッフのアドバイスを受けたというようなことを言っていましたが、私の知っている松井さんは女性ヴォーカルのレコーディングは得意中の得意でしたから、当たり前に思えましたけれど、いたずらに歳を重ねていないなあと(少しだけですが)感心しました。


「いたずらに歳を重ねていない」は、我々の世代にとって大切な言葉です。


一足先に定年を迎えた先輩に教えてもらった英語の格言にこういうものがあります。


Today is the first day of the rest of your life.


「今日、という日は残された人生の最初の一日である」


だから「今日」という日を大切にしようという意味です。


先日、バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんが


「もし、目が見えたら?」


という記者の質問に


「両親の顔を見たい」


と返した言葉と同じ思いを立道さんのデビュー曲「たからもの」に感じました。


この後、立道さんは7月5日(日)夜10時~TBSの「走れ!ポストマン」に出演します。


こういうアーティストが売れると嬉しいですね。

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