正月の新聞広告から時代の気分を読む | ソフィアの森の「人生は、エンタテインメントだ!」

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音楽が好きで、映画が好きで始めたブログですが、広告会社退職後「ビジネスの教訓は、すべて音楽業界に学んだ」を掲載しました。

コピーが印象的な新聞の全段広告からピックアップしました


元旦の新聞各紙から、コピーが気に入った全段の新聞広告を集めてみました。


最初はホンダの企業広告です。「ハイブリッドカーを、安くつくれ。」

つくる側のホンダが「つくれ。」と開き直っているところが今の自動車産業の苦悩を表しています。


ソフィアの森の映画と音楽&広告、マーケティング




















宣伝会議は昨年から新聞広告を積極的に活用しています。まるで今の大人たちに喝!を入れているようです。今年は「知本主義」です。


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次は講談社と集英社です。講談社はストレートに「本が読みたい」。真面目な社風そのままです。集英社は得意の女性誌を出して、10代から50代まで「いい歳になりますように」。クロネコヤマトの「宅配はネコである」に通じるダジャレっぽいところが軽くてよいです。
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最後はマンガです。集英社はヤングジャンプ創刊30周年にかけて「マンガは、日本の顔。」です。この広告を3m離れて見ると「NARUTO」が浮かび上がってきます。小学館は「それって本能、かも。」です。漫画を読むことが本能だ!と明言できずに「、かも」としている自信のなさが今の時代を表しているように思います。


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無理やりまとめると、

「開き直り」、「自分に喝!」、「ストレートな表現」、「ダジャレで軽く」、「何となく自信がない」・・・・・・こんな時代の気分がこれらの企業広告から垣間見えた正月でした。


明日からいつもどおりのビジネスマンです。


9日間、アルコールを一滴も口にしなかったので明日から続く新年会が辛いかもしれませんショック!