最高! 感動! 号泣!
人生には降りられない夢があるー
まちのため、家族のため、友のため、
そして自分の人生のために、少女たちは
フラダンスに挑む。
本当にこのコピーの通りの映画でした!
決して大袈裟ではなく、上映時間の大半、私は泣いていました。持っていたハンカチもグショグショです。
今まで、今年のナンバーワン邦画はずっと「かもめ食堂」だと言い続けてきましたが、「フラガール」 を観て、考えが変わりました。ナンバーワンは「フラガール」です!
炭鉱娘にフラダンスを教えるSKDくずれのダンサーを演じる松雪泰子さん。来春に公開される「キッドナップ」(タイトル変わっていますが思い出せません。柄本明さんの息子と競演しています)でもそうですが、過去を引きずる陰のある女性を演じさせたら、今やナンバーワンではないでしょうか。
蒼井優のひたむきな演技にも感動!南海キャンディーズのしずちゃんもいい味出していました。
それにしても監督の李相日(り・さんいる)さん、若干32歳でこんな映画を創るなんて、恐るべし。
「物語力で人を動かせ!」(平野日出木著・三笠書房)に「物語の基本は、障害を乗り越えていくストーリー」」だと書かれていたのを思い出しました。
■主人公(あなた)の願望は何か
■あなたの願望を妨げる障害物は何か
■障害物を乗り越えるために、どのように決意し、行動するか
「フラガール」は、まさにこのとおり、人を感動させる王道の作品となったのです。