先日のセミナーで出た話し「日本の中の考え方とファッションの関係」 | ファッションをわかりやすく説明するスタイリスト土居コウタロウ ブログ大阪梅田東京新宿

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日本で、知っておいたらいい【考え方】とは?

おはようございます、土居コウタロウです。

早速本題です。

ファッションロジック(R)では、いろいろなことの[平均]や[一般的]なことや[普通]とはなんだろう?と観察しています。

この普通の感覚はとても大切と考えています。
理由は普通がわからず、軸のあるマスターにはなれないからです。






今日の養成コースではこんな話しになりました。

服装に関する【普通】の考えのひとつに
「流行を取り入れるファッションは35歳まで」
という考えが世間にあるなという発見です。


10代や20代で流行のファッションを積極的に取り入れて、毎年新しいものを買い、最先端の服でしゃれにする、
これはとても良いことです。

見た目が素敵と思われるのはもちろんのこと、

時流に敏感で、物事を見る目が養われ、それを自分に上手に取り入れる能力がある。と思われます。


ですが、この流行の服を積極的に取り入れることを40歳の人がしているとどう思われるか?
その人を見て、言われる意見は賛否両論だと思うのです。

細かくは割愛しますが、35歳くらいで、服装の正解のルールが変わるということだと思うのです。

35歳くらいから
「TPOに合う服を着ている」
「着回しの効きそうな服を着ている」
「自分に似合う服を着ている」
ということの重要性が高くなります。


少ない数の服で着回しができているというのも好評価です。


35歳くらいから流行のおしゃれよりも、コストパフォーマンスが高い服を素敵に着ることが評価が上がるのです。


もちろん地域やコミュニティ、ひとりひとりの経験や考えによって違いはあります。

ですが、日本にはこのような価値観があるように思います。

たとえばフランス・パリではあまり流行の服という存在を見ません。

服を大量買いしている人を見ません。

自分に合うものを納得いくまで探し、一点のみ買う。それを大切に着る。
母や祖母から譲り受けたものを直しながら大切に着る。

そのように考えている人が多いです。


このように日本の考え方の特徴と、35歳くらいでの変化を知っておくだけで、どれを自分がチョイスしたらいいのかがわかります。

頭の中が整理されるとおしゃれすることも目標ができますね。


このように服について考えることができるのも、ファッションロジック(R)の特徴です。

参考になれば幸いです。

土居コウタロウ