宮島の都市伝説?
毎週、月曜日と火曜日は、「BloomingDays」という番組を聞いていますが、
今週は、都市伝説をテーマに放送されました。
広島にも都市伝説があるかなと思ったときに、
都市伝説になり損ねた話がありました。
その話とは、
カップルで宮島に行くと別れる
という話です。
結論から言いますと、
全くのウソ!
自分も宮島に行くのですが、厳島神社に参拝すると、
結婚式をするグループに出くわすことがあり、
調べてみると年間350組がここで結婚式を挙げるそうです。
それほど人気があるのでウソだと思いました。
なんで、そんな話が出たかというと、江戸時代にさかのぼります。
江戸時代の前期に広島城下の材木町に色街がありました。
(材木町は現在の広島平和公園の原爆慰霊碑前の芝生や原爆資料館本館と広島国際会議場あたりになります。)
中期に藩の命令で、材木町から追い出され、宮島に移転したそうです。
そのとき、彼女が宮島に行きたいと言ったときに、
男が遊女に出くわすことを嫌って、
「宮島の神様が女の神様だから、行ったら嫉妬して別れさせるから行かない。」
と言って、行くのをあきらめさせたのが起源だとか・・・
その後、宮島の色街は明治になって廃止になり、
広島市の江波あたりに移った後、流川や薬研堀あたりに移り今に至ります。
ということで、別れるという話は嘘ですが、
逆に、宮島のある場所は恋人の聖地として公式に認定されております。
その場所は、弥山の山頂にある霊火堂(通称:消えずの火)
弘法大師の焚いた護摩の火が1200年間燃え続けているという由緒あるお堂。
なぜ認定されたかというと、
消えずの火のように「恋の炎」も消えないようにという意味だそうです。
ちなみに、平和公園の平和の灯も消えずの火から採火されました。
なので、安心して宮島でデートしてください。