将棋の藤井聡太四段28連勝
将棋の藤井聡太四段が 公式戦連勝記録を28に伸ばし 、歴代最多連勝記録に並びました。
それ以上に、デビューから無敗で28連勝という、驚異的な記録を打ち立てましたわけですが、本当にすごいことだと思います。
僕も将棋はやったことがあります。ただしめちゃくちゃ弱いですがね・・・(^^;)
さて、藤井聡太くんは現在四段ですが、このままいけば年内にもタイトルが取れる可能性があります。
将棋のタイトルとは、竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖と今年からタイトル戦に昇格した叡王の8つがあります。
有名なところでは、羽生善治さんが叡王除く7つのタイトル全部獲得しました。
現在も 王位・王座・棋聖の3つのタイトルを保持しております。
なぜ今年中にタイトルが取れる可能性があるのかといいますと、デビューしてから負けなしなので、どんどんと上位へ進んでいるからです。
(まあ、勝っているので当たり前の話ですが・・・)
現在の状況は以下の通りです。
●竜王戦・・・(現在の保持者は渡辺明さん)
1~6組のクラス分けを行っており、デビューした人はすべて6組に入ります。
その6組のクラス内で優勝して、決勝トーナメントに進出しました。
その決勝トーナメントで優勝したら、現在「竜王」である渡辺明さんと対局をし、
7番勝負で4勝したら「竜王」というタイトルがもらえます。
なお、決勝トーナメント1回戦で5組優勝の増田康宏四段と26日に対局しますが、それに勝つと連勝記録が29になり、新記録樹立となります。
あと、成績が悪いと下に下がりますが、6組より下には下がりません。
●名人戦・・・(現在の保持者は佐藤天彦さん)
名人戦は予選として順位戦があり、プロ棋士はこの棋戦を重視します。
A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組のクラス分けがあり、
デビューした人は一部例外を除きC級2組に入ります。
このクラスで勝ち進んで1位~3位に入ればC級1組に上がります。
C級1組以降は1・2位に入れば、B級2組→B級1組→A級へとすすみ、
A級で1位をとった人が、「名人」と対局をし、7番勝負で4勝したら「名人」というタイトルがもらえます。
なお、成績が悪いと下に下がり、C級2組で成績が悪いとフリークラスに落ちます。
フリークラスは、一定期間内に別の棋戦で優秀な成績を収めないと引退になります。また年齢制限もあり、60歳以上の場合は一部例外を除き引退になります。(なお、フリークラスには別の方法もあるのですが省略)
具体的な例は、「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三さんは、この順位戦で成績が悪かったため、C級2組から陥落し、陥落した地点で60歳をすでに越していた(77歳)ため引退となりました。
最後に、順位戦はどんなに成績が良くても1つずつしか上がれませんので、
名人になるまで最低でも5年はかかります。
●王位戦・・・(現在の保持者は羽生善治さん)
こちらは、デビュー時にはすでに始まっていたため、次回からの参加になります。
●王座戦・・・(現在の保持者は羽生善治さん)
こちらも、デビュー時にはすでに始まっていたため、次回からの参加になります。
●棋王戦・・・(現在の保持者は渡辺明さん)
こちらは、予選を突破して決勝トーナメントに進みました。
その決勝トーナメントで優勝したら、現在「棋王」である渡辺明さんと対局をし、
5番勝負で3勝したら「棋王」というタイトルがもらえます。
●王将戦・・・(現在の保持者は久保利明さん)
こちらは、一次予選を勝ち上がってます。それを突破すると2次予選があり、
それも突破すると挑戦者決定リーグを行います。
そこで1位をとった人が、現在「王将」である久保利明さんと対局をし、
7番勝負で4勝したら「王将」というタイトルがもらえます。
ちなみに「王将」というと餃子の王将または大阪王将を思い出すでしょうが、スポンサーにはなってません。
あと、王将戦で勝つと罰ゲームがあるらしい・・・(笑)
●棋聖戦・・・(現在の保持者は羽生善治さん)
王位戦・王座戦と同じく、デビュー時にはすでに始まっていたため、次回からの参加になります。
次回の対戦相手が決まってますので、近々対局になると思います。
●叡王戦・・・今年からタイトル戦に昇格
九段・八段・七段・六段・五段・四段の段位別に分かれており、
現在四段戦を勝ち進んでおります。
四段戦に優勝したら、ほかの段位との本戦を行い、勝ち残った2名が決勝7番勝負を行い4勝したら「叡王」というタイトルがもらえます。
なお、今年だけのルールなので来年は本戦で優勝した人が「叡王」と対局をします。
進み具合として一番早いのは「竜王戦」でして、このまま勝ち進んで7番勝負に行ったら、早ければ11月下旬ごろにタイトルが取れるかもしれません。
ただし、決勝トーナメントに負けた地点で終わりなので、どうなるかわかりませんが・・・
なお、決勝トーナメントに勝ち、タイトル挑戦の7番勝負および5番勝負を決めた地点で藤井聡太「四段」という呼称は二度と使いません。その地点で五段に上がるからです。
もし、「竜王戦」の7番勝負に挑戦することが決まったら、五段・六段を飛び越して一気に七段に上がります。
なので、藤井四段のグッズが売れに売れまくってますが、今のうちにゲットした方はそのうちレアものになると思います。
ということで、今後の活躍に期待ですね。