徐福伝説
あることについて書こうと思ったのですが、
それを書く前に今から約2200年前の中国のお話を書き込んでおかないと何が何だかわからなくなるので、今回はこの話を書き込みます。
中国大陸では秦という国があり、始皇帝が強大な権力で支配しておりました。
その国に一人の方士がおりました。
ちなみに方士というのは、呪術や祈祷、薬剤師や占いにも長けた学者のことを指します。
その方士の名は徐福といい、今の山東省出身の人だそうです。
徐福は始皇帝に書状を差し出します。
その書状の内容は以下の通りです。
「中国大陸から見てはるか東の海には方丈(ほうじょう)山、蓬萊(ほうらい)山、瀛洲(えいしゅう)山の三神山があり、そこには不老不死の神仙が住んでいる。その神仙は不老不死の薬を持っているとされ、その薬を当方に持ち帰り皇帝陛下に献上したい。」
それを見た始皇帝は、不老不死になれるのならということで援助をします。
一度目航海は何も見つからず失敗します。
その際、徐福は「途中で大魚に阻まれ引き返した」と報告をしました。
その報告を受けた始皇帝は約3000人の人々を動員し、五穀や数々の道具を積んで出航し、二度と中国大陸に帰ることはありませんでした。
結局、始皇帝は徐福の二度目の出航を命じ、巡幸先からの帰路の途中で崩御されたそうです。
さて、二度目の出航をして二度と中国大陸に帰らなかった徐福はというと、日本に行ったとのことで、全国各地に徐福伝説があるそうです。
さて、唐突にこのような話をしたわけですが、次回はその年代から約2200年後先=現在のことについて書きたいと思ってます。