翼はいらない
よく学校の合唱コンクールとかで歌われる「翼をください」ですが、僕の考えは間逆で「翼はいらない」です。
もし、背中に翼が生えてきても、すぐに切り落とすでしょう。
確かに、翼があればどこでも行けます。
しかし、1人だけ翼が生えたらどうなるでしょう?
絶対に奇異の目で見られ、妬みを受け嫌がらせをしたり、どっかの大学へ行かされて研究材料になったり、果ては拉致されて殺されるかもしれません。
また、一斉に翼が生えたらどうなるでしょう?
一斉に飛び立つのはいいけど、人同士や鳥などの空中衝突が発生したり、脇見して壁や電線に引っかったり、木に衝突したりする事故が多発し、悲しみのない自由な空が一瞬にして消えて無くなってしまいます。
翼を下さいと言うけど人間は知恵や道具を駆使して翼を得ました。
そう、飛行機です。
飛行機があるからこそ翼はいらないのです。
飛行機がある有り難みを知らずして、翼を下さいと言うのはおかしい事です。
自由を渇望するのなら、人の数倍の努力と、人の数倍の辛抱と、人の数倍の柔軟さと、細かいところまでの深い感謝が必要だと思います。
僕は地面を這いつくばって、コツコツ努力を重ねていきます。
固い話ですみません。