詩:原爆投下
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分
広島に原爆が投下された
ピカと光ってドーンと鳴り
きのこ雲が現れたとき
勝ち誇った表情で基地に帰るB29
その下で、生き地獄の状況と化した人々
水を求めてさまよい歩く姿は幽霊そのもの
ある人は影にさせられ
またあるひとは、ガラスなどがたくさん刺さった
破片や残骸は15キロ先まで飛び
やがて黒い雨が降る
死者約14万人
当時の広島市内の人口約34万人
約半数の人の命が一瞬で断たれた
B29の乗員には勲章が残され
被爆者は後遺症が残された