夜のピクニック
- 著者: 恩田 陸
- タイトル: 夜のピクニック
今、ちまたで大注目の恩田陸です。
だーい好きなんです。本当に天才ですね。。
彼女の作品には子供の頃にクリスマスプレゼントを開ける時のようなわくわく感が随所にちりばめられている。
しかも、開けてみるとこれがまたとドンピシャリ。ずっと欲しかったものが目の前に・・・的な感動が味わえる。
おまけに、ジグソーパズルが完成したときのような達成感も味わえる。
まさに一石二鳥本なのである。
本屋大賞おめでとうございます。
高校生活最後の一大イベント「歩行祭」でくりひろげられる、駆引き、葛藤、焦燥。
頭脳明晰で少し大人びた少年、少女たちのさまざまな想いが交差して、物語は進んでゆく。
突如現れた亡霊のような男の子。数日前に届いた友人からの奇妙な葉書・・・・
結末が気になるキーワードは盛りだくさん。
途中で本を閉じる時は先が気になってしょうがないーーーっっと叫びたくなる。
物語のバランスがめちゃめちゃイイんですよねぇ。。。
きっと、恩田さんって料理もすごく上手い気がする・・・・。