理想と現実の間
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プロローグ②

彼女とは、中3の秋から高1春までの6ヶ月間で終わってしまった。
彼女とは学校から最寄駅まで手をつないで帰るくらいのそんなお付き合い。授業と授業の間に手紙を交換したり。
でも今でも忘れないデートがある。中3の冬、彼女と過ごす初めてのクリスマスイブ。表参道のイルミネーションを見ながら初めてキスをしたんだ。

そんなこともあったけど、残念ながら高校にあがった次の春には、彼女は部活動に熱中してお別れしました。

あっさりとした6ヶ月間だったけど、でも彼女とは、お互いに初めてのお付き合いで、初めてキスをした相手。嫌いになって別れたわけでもなく、なぜか特別な存在だったんだよ。



そんな淡い恋も時間が経つにつれ、さらに淡くなりお互いを知らぬまま高校を卒業、そして別々の道を歩み大人になり

時は流れ…



2008年 夏―

運命のイタズラか軌跡か偶然か彼女と再会する

つづく

プロローグ①

僕は「乾 秀明」。都内の私立学校に通う普通の男子中学生。
ちょっと外れたことが好きで、中1で生意気に整髪料デビューして恥ずかしがったり、中3でピアスを空けて意気がってる、そんな普通の男の子。


中3の時、大好きな女の子がいた。その子の名前は「峰草 春子」。
彼女は南青山に一軒家を構えるお嬢様。中3にしては身長も高く、校舎前のグラウンドでテニスをしているスラッとした姿がなんとも爽やかで可愛かった。何より笑うと目がニコチャンマークのようになるあの笑顔が最高に可愛いかった。


実は彼女と僕は付き合っていた。彼女の友達にずっと相談していたら中3の秋の僕の誕生日に、彼女がチーズケーキを作ってくれた。
突然のことでなぜかわからず、結局1週間くらいして僕から告白してお付き合いすることになったんだ。お互い初めての彼氏彼女。




この日から二人のストーリーは始まる。

「理想と現実の間」に埋もれるまで、たった4ヶ月で春と夏と秋と冬を経験した切ないリアルなストーリー。



つづく