しあわせとは | つれづれに

しあわせとは

私の先輩に幸せな人がいる、奥さんは亡くなり岡山市内で一人暮らし。

 

娘が二人いて姉は大阪、先日車で迎えに来てくれて米寿の祝いを大阪のホテルでやってくれた。孫は阪大生だそうである。

 

先輩の近くに住む妹は別途改めて米寿の祝いをやってくれると言っているが俺はもういいと言っているんだがねと言っていた。

 

その彼が俺家を売って今娘のところで世話になっている、6畳の部屋にベッドと机、整理ダンスを入れたら一杯ななった。

 

窮屈で軟禁されているような気分になり落ち着けない。電話していても聞かれているような気がして十分話せない。

 

それと娘の亭主の母親が特別養護老人ホームに入っている、嫁にやった娘が主人の母の面倒を診ずに俺を診る、どうも居心地が悪くてね。

 

そりゃそうだろう娘婿はいい人らしいが気持ちの上で負担になるだろう。

 

もともと少しの間のつもりで娘のところへ行った、家が売れたら娘の近所の借家へ入るつもりだった。

 

ところが不動産屋へ行くと年寄りの一人暮らしはだめだと言われた。

 

娘の近くなら同居も変わらないのではないか迷惑はかけないと言っても駄目だった。

 

それで市営住宅を申し込んだが倍率が33倍、後期高齢者は多少確率がいいらしいがこれではどうも入れそうにもない。

 

家も車も手放した、気が重いと言う。

もう一つ捨てきれない荷物を友人の物置に沢山預かってもらってるこれが借家に入らなければ引き取れない。

 

それと去年白内障の手術をしたら医者の失敗で手術前【1.0→0.4】になってしまった。 

 

こんなよい子、良い孫がいてうらやましく思っていたが色々あるものだ。

 

私は言ったあまり考えすぎないようにガザや北陸の惨状に比べれば贅沢すぎる、でも当事者はなかなかそうはいかないらしい。