
どぎついネオンに較べてこの通りは静か‥
道頓堀沿い、御堂筋を挟んで向こう側は、それなりの人混みでしたが、客引きとチラシ配りと、見るからに中国系の観光客の方たちばかり、何処の繁華街でも目立ってますね。
先週の木曜から金曜にかけて、関西方面出張、久しぶりの大阪の夜へやって来ました。
さて今夜は何を食べようか、出張の夜の楽しみですね。宿を出て何か美味しいそうなお店を求めてブラリと歩く、でもこういう時って、つい見覚えのある通りを歩いてしまうもんです。
気が付いたら、十年ほど前にちょくちょく寄せてもらった、てっちりのお店へ着いてしまった^^;
今宵はひとり、ひとりでてっちりってちょっと想像できないでしょう‥鍋ですから。
でもね、この与太呂ってお店にはカウンターがあって、ひとりで鍋ができるんです。ひとりは初めてでちょっと勇気がいりましたが、思い切ってお店へ飛び込んでみました。
昔とちっとも変らないお店の様子にひと安心、入るとすぐにカウンターがあって、鍋がずらりと並べてあります。五六席のカウンターを通り過ぎると、テーブルがぎっしり並んで一番奥の席から窓を開けると道頓堀が見えます。昔とちっとも変ってません。
しかし昔は大勢のお客でごった返ししていたこの店も、今夜は半分ほど席が空いて、カウンターにもひとりの客がいるだけ。
カウンターの仲居さんにひとりと告げて、どうぞと云われる前に、さっさとカウンターへ、もとよりこのカウンターで食べてみたかったのですから、隣の客とスツールをふたつ開けて腰掛けました。
見上げるとメニューが書いてあって、てっさ、てっちり、おじや、お酒、とここのメニューはてっちりの看板どうり、余計なメニューは一切無しの潔さです^^
てっさにてっちり、ひれ酒を二合ばかり、締めは平らげた鍋の汁で軽くおじやを、満腹になりました‥お店も味も昔のまま、ひとりでも食べれる美味しいてっちり、皆さんも如何ですか^^