
この歳になって初めての経験だった‥
点滴を受けながら、腕の筋肉に注射をされ朦朧とした意識の中、ベットで手術室へ運ばれる。
寝間着の中は素っ裸、そんなこと気にする間もなく腰椎麻酔でさらに意識が落ちて行く。
目覚めた時は、すでに手術も終わり病室のベットに寝かされていた‥この間約二時間程度、一時間程度と聞かされた家内はハラハラドキドキで待っていたそうです。
その日、下半身はまったく反応せず、点滴と酸素マスクをしながら丸一日眠り続ける。翌日は麻酔も徐々に薄れてきて感覚が戻りながらの中で、術後初めての流動食をベットで取り、この日も点滴が続きベットで寝て過ごす。
こんなに眠り続けたのは記憶にない‥しかし患部が痛くて寝返りも打てず、しまいに腰が痛くてたまらなかった。
三日目になると痛みも幾分薄れ、尿道からの管も取れて、初めて普通の食事をテーブルで取る。
患部は突っ張る感じがして痛くて背伸びやウガイもできない‥歩く速さも牛歩の如く。
もちろん腹部に力を入れる行為は禁物、一度だけ思わずクシャミがでたときは激痛が走った‥あれ以来、今でも出そうな時は鼻をつまむ^^;
トイレもなるべく力まないようにと、痛み止めや炎症止めのほかに便を軟らかくする薬を処方してくれた。
腹筋‥今回の手術で初めて分かったことだけど、以外にちょっとしたことでも使っているのです。
歩くことは勿論のこと、笑ったり、咳をしたり、うがいやくしゃみも、ベットや椅子からの立ち上がる行為、兎に角数え上げたらキリがないくらい。
昨日の退院の時も、我が家までわずか十分足らずのところをなんと三倍はかかったであろうか、今朝も逆算して早めに出勤しても道行くサラリーマンから冷たい視線を浴びながら、爺さんや婆さんらと並んで歩く、自分も年老いたらこんな歩速で歩くのだろうと‥ラッシュアワーって怖いですね^^;
ひと月は重たい物などを持つ行為などは避けることだそうです‥ソケイヘルニア、加齢で筋肉が衰えているご老体の方々お気をつけて、あんまり気張ると出てきますよ~^^;
八日間長いようであっと云う間の出来事でしたが、その間一歩も病室から出ず、身体がひと回り細くなったような感じです‥あぁ~折角続けた筋トレ、また最初からやり直しだぁ。
しかし昨夜我が家での八日ぶりのお風呂は格別でした^^
あとは早く回復して復帰を果たしたいものですが、果たしてサンシャインで復帰できるのだろうか。