草と暮らす: こころと体を調える雑草レシピ 1,620円 Amazon |
図書館の新刊コーナーで見つけました
この本に出てくる「草」は、
世間一般からはいわゆる「雑草」と呼ばれる部類の草たちです。
雑草で思い出すのは、
昭和天皇のお言葉で「雑草という名の草はない」
という名言が有りますよね。私も大好きなお言葉です。
小さな草 一つ一つに名前があり、
私たちにとっては少し有難迷惑な場所であっても(笑)
おかれた場所でたくましく成長し、花を咲かせ、次世代への種を残す
本当にすごいパワーだな~と、ため息ものです。
著者は沖縄に在住。
雑草と呼ばれる草たちを摘んで、食べて、暮らしに役立てて、
そして草の生き方をじっくり観察することで いつしか自身も
自然のままに生きるコツがわかり、
草のように(?!)たくましくなっていったそうです。
暮らしの中で行うささやかなエコは
大小 や それができているかいないか が問題なのではなく、
気持ちがあることがこれからの未来をよりよくする鍵
そして大切なのはそれを「楽しんですること」
著者はささやかなエコの実践で、
サランラップを使わないことを心掛けていらっしゃるそうです。
じっくりと味わい、そして楽しめるエコ
なんだかいいですよね。
さて、本に掲載のレシピはこれといって目新しいものはないのですが、
言葉の端々から「草」に対する「御礼の気持ち」が伝わってきて
植物好きの私にはとても響く一冊でした。
草のように、自分らしく生きる
でも、自分らしさを大切にしながらも
地球で暮らす一員として、まわりを思いやって生きる
私も時々軌道修正しつつ、そうこころがけたいものです。