昔、羽生君がエキシビジョンで滑られた曲。
この曲は、
東日本大震災の被災地及び被災者の物心両面の復興を応援する為に制作された
チャリテｨーソング
作詞・作曲家への印税は、義援金として寄付されていました。
本日、阪神淡路大震災から２８年。
あの日も火曜日だったんです。
忘れもしない。
ずっと震災の日にブログなども書いていた時もあったんですが、
もう８年ほど、書いていない日々が過ぎました。
今年のテーマは「むすぶ」なんだ。
震災を知らない世代の方とも、みんなを結び、一緒に震災を伝えていこう。
そんな思いなんだ。
「阪神・淡路大震災」から、２８年。
１９９５年、１月１７日、早朝５時４６分。
死者６４３４人
負傷者４３７９２人
マグニチュード７・３
震度７
都市直下型地震
当時、西宮の夙川に勤めていた事は、もうこのブログで何度も書いております。
当時、２２歳。
働き出して、丸３年が経過する、そんな時でした。
夙川の苦楽園近くで働いており、
お店は全壊。
建物の多くの１階部分が倒壊し、倒れ、潰れ、
冬だった事もあり、早朝のストーブなども原因で、
一面、焼け野原となった。
寒い日だったのを覚えています。
東北の地震は、お水。。
神戸の震災は、倒壊と火だった。。
神戸のルミナリエというイルミネーションも、
いつの頃からか、観光のひとつとなってしまっており、
本当の意味は、なんなのか、
それすらも、今は、少しづつ、消えて来ているような気がします。
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この場所は、当時、落合さんが住んでおられた場所です。
西宮北口駅〜夙川駅の間の線路が曲がり、落ちました。
当時、落合さんと一緒に、夙川のお店に勤めておりました。
お店は、全壊。
自分の勤めていたお店が、突然消えた日。
そして、
大切なお客様も、多く亡くなられました。
震災の日、
線路が落ちてしまい、お店に行く事も、連絡を取る手段も、切断されてしまいました。
西宮北口の駅周辺も、壊滅状態。
西宮北口から夙川まで、
ひたすら歩いて、歩いて、自分のお店を確認する為に、
涙をためながら歩いておりました。
当時は携帯もなく、電話が混線してつながらず、
とにかく歩いて自分の無事を知らせに行く事しか考えていませんでした。
誰とも連絡が取れないという不安。
今の時代では考えられない事なんだなと、
震災の時にいつも感じます。
瓦礫の中から、ハサミを探し出し、
ダンボールに、安否を書き、
毎日、毎日、電車が止まってしまったその距離を、
粉塵飛び交う中、マスクをつけ、
リュックをしょって、お店の場所をずっと、ずっと、見に行っていた。。
とんでもなく長い距離を、交通手段が無い為、歩いて、歩いて、歩き回った
救援物資の車でさえ、
救急を要する救急車の交通手段を妨げていたり、
ヘリコプターの音、サイレン、
多くの助けて・・という声、
いろんなものが聞こえていた。
（お写真はお借りしました）
直下型だった為、建物の１階部分が倒壊。
圧死。
潰れた家から脱出できずに、多くの方がここで焼死しました。
一緒に頑張って来たスタッフ共、心がうまく通じ合わなくなった、そんな辛い日々でした。
仮店舗でお店を再開した時も、
給水車をスタッフが運転し、とにかく水をくみ、
無料でシャンプーをさせて頂いていました。
髪の毛が、粉塵で、カチカチに固まり、悪臭、
だからこそ、無料でシャンプーをしてあげたい、
その想いから、一生懸命、自分の手荒れもひどくなりつつ、
施術をさせて頂いておりました。
数名、パーマをされるお客様もいて、とにかく短くしてという希望。
パーマ液が付いた手も、その手を洗う水すら、使う事が出来ず、
手がひどく割れていた事を覚えています。
トイレに行く時も、スタッフの中でまとまってオシッコをし、
最後の者が、流す。
というくらいの悲惨な状況。
でも、必死で仕事をしていました。
電車が通じなかったため、寮にも入り、人と人の苦しい時を経験しました。
たくさん泣いた、そんな日々でした。
忘れては行けない日。
1月17日。
神戸の大事な大事な、鎮魂の日です。
「美しい街並みの裏側には、その地域を離れざるを得なかった被災者の苦悩がある」
と、書かれてある文章がありました。
わずか１５秒の揺れが６４３４人の命を奪った
愛する人を失い、家を失い、仕事を失い、生きる希望も失った、
そんな地震という災害。
多くの亡くなられた方の為に。
そして、突然お別れとなってしまいましたお客様の為に。
まさかあの日から、コロナというもので、人が亡くなる時代になってしまうなんて、
誰が想像できたんだろう・・
でも、
美容師というお仕事。
せっかくこうして続けておられるお仕事なのだから、
精一杯やってみようと思います。
人生、サボることは簡単だけど、
やっぱりせっかくなので、一生懸命やってみようと思っています。
「一瞬で失った日常があるであれば、生きている人間で生かしていく必要がある」
と、震災でお子様を亡くされた方が伝えておられました。
私もまた頑張ろう。