残念ながら自分の番号はありませんでした。

 

 

模範解答も見ていないし、再現答案も作っていないし、自分が書いた答えも覚えていないので、どこがダメだったのかは分からない。

ただまあ、あの時あの場所でやれることは全てやったという実感は残っているので、悔いはない。

 

一次試験とは違い、二次試験は最後までカンが掴めないままだった。

この試験は何の能力を求めているのだろう? という疑念が最後まで晴れなかった。

私はきっとアタマが悪いのだろう。

 

チケットはもう一回分残っているが、今の心境としては、もう受けないだろうと思っている(途中で気が変わる可能性はあるが)。

再び二次試験の対策に時間を費やすことは、自分には意義が見出しにくい。

GMATの時もそうだったっが、明確なゴールが見えない霧の中を進むような勉強というのは、自分には合わないようだ。

 

 

 

とはいいつつも、この資格勉強で得られた収穫は大きかった。

特に、経営情報システムや経営法務といった全くの門外漢の分野の知識を得られたことは貴重だ。

これらは既に今の仕事でも十分に役立っている。

 

その意味で、この資格を目指すことは多くのビジネスパーソンにとって有益だろうと思う。

これから中小企業診断士を目指す方は、私の屍を越えて進んで行ってください。

 

 

 

…とまあ、冷静に書いているように見えるかもしれないが、心中は決して穏やかではない。

これまで幾度も様々な受験を繰り返し、勝ち抜くことで自分の尊厳を守ってきた(他人との比較でしか自分の価値を認めることができない)弱い人間である私としては、今は自尊心がズタズタである。

 

このブログを書きながらも、悔しさや恥ずかしさみたいな感情の塊が津波のように押し寄せてくる。

自分はダメな人間だ、私は人よりも劣っている、こういった自己嫌悪が心の奥底で渦巻く。

できることなら、言葉にはならない声で叫び出したい。

周囲の迷惑になるので、やらないが。

 

それが生きるということだよ、ともう一人の自分に必死に言い聞かせる。

そう、傷付かない人生、挫折の無い人生なんてものは無い。

今の心境はドン底であるが、むき出しになった心の傷を繕い、癒し、強化して、新たに頑張っていく他はあるまい。

 

 

 

最後はグチみたいになってしまったが、思い立ってから三年、本格的に学習を始めてから約一年半の独学の旅は、これにて終了。

お付き合いいただいた読者のみなさん、ありがとうございました。