私は、この科目が1次試験の中では最も伸びた。

初めて過去問を解いた時には30点しかなかったのが、本番では80点まで行ったので、大躍進といっていいだろう。

まあ、勉強中も伸び悩んではいたので、たまたま本番で上手く「ハマった」という部分も大いにあるのだが。

 

身も蓋もない話だが、この科目は「暗記」である

応用が効く範囲が狭く、知識として知ってるか知らないかだけで決まる性格の試験なので、攻略法なんてものは無い。

判例や法令解釈の類も専門家でもない限りイチから正解にたどり着くことは困難であり、しかも一度出た問題が再び出題される可能性は低いので、覚えたところで、、、という話である。

 

 

というわけで、諦めて必要最低限の知識を地道に覚えましょう、というのが攻略法である。

ただ、それでは勉強法もクソもないので、いくつかアドバイスを。

 

 

 

この試験の範囲は決まっている。

知的財産権と会社法である。

この二つで全体の7割以上を占める。

他、独占禁止法や民法絡みもあるが、優先順位はずっと劣る。

なので、まずは何にも増して知的財産権と会社法を押さえることである。

 

知的財産権で言えば、①対象、②存続期間、③異議申し立て・無効審判の有無、④優先順位、⑤新規性の例外、等が必須知識として出てくるが、これも良く理屈が分からないので、背景を理解したところであまり応用は効かない。

 

というわけで暗記となるのだが、特許権、実用新案権、意匠権、商標権を別個に覚えようとすると非常に効率が悪いので、リスト化して覚えるのが良い。

 

 

ここで強調したいのは、「このリストは自分で作る」、という点である。

 

気の利いた参考書ならば、こういったものは一覧表として載せている。

だが、これをいくら読んでも知識としての定着は覚束ない。

本番では確実に迷うことになる。

よって、書くのだ。

自分の手で覚えるという感覚が大事である。

 

 

会社法も同様。

 

 

会社形態(株式会社、合同会社、合名会社、合資会社)の区別や組織形態(取締役会設置会社、監査役会設置会社、委員会設置会社)の特徴は必ず覚えなければならないが、これもリスト化して共通点と差異に注目するのが良い。

 

要するに、似たり寄ったりのものを区別するには、比較を通じて理解するという方法が最も効率が良いということである。

 

 

 

あとは自分で作ったノートを毎日眺め、過去問をこなせば、それなりの点数が狙えるようになる。

ただ、この科目も安定性が低い(年度ごとの難易度の差が激しい)ので、得点源にしようとするのはややリスキーかと思う。

なので、深みにはまらない程度に学習を進め、60点前後に落ち着くような対策を立てるのが効率的だと思う。

 

 

 

うーむ、我ながらあまり役に立たない記事になってしまった。。。

 

消そうかとも思ったけれど、せっかく書いたものなんで、アップしておきます。