こんにちは。いろはです。
城下町のマンションでひとり暮らし。
セミリタイア中です。
青空が広がるいいお天気になりました。
お布団を外に干したいけど、雨の翌日は花粉が多いし、春は部屋干しです。
さて、昨夜は「お水取り」
夜には奈良もお天気が回復していたかしら?
テレビを見ていると、三重県から松明を運ぶ近鉄電車のツアーを紹介されていました。
天平勝宝4年(752)から続く、東大寺二月堂の修二会。
奈良時代から現在まで途絶えることなく続き、今年で1273回を迎えたそうです。
正式名称は「十一面悔過法要」と言われ、
私たちが日常に犯しているさまざまな過ちを、
二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の前で、懺悔することを意味しています。
世界の平和と人々の幸せのため、選ばれた僧たちによって祈願がなされます。
東大寺の開山良弁僧正の命日である12月16日に、東大寺別当より練行衆11名が任命され、
補佐役を含め総勢43名ほどが行法に携わっているそうです。
1ヶ月近くにわたる修二会の行法は、
別火(前行2月20日〜28日)、本行(上七日3月1日〜7日、下七日8日〜14日)に大別。
お松明は、本行に入った3月1日から行われます。
私が訪れたのは、下七日の期間。
この期間、御本尊は小観音様に入れ替わっています。
いまは、奈良の春の風物詩として知られる「二月堂のお松明」も、この行法の一つです。
本来、松明は、二月堂に上堂する練行衆の道明かりとして灯されたもの。
二月堂の欄干で籠松明が振られ、
私たちはその舞い散った火の粉を浴び、1年間の無病息災を願います。
近くで観るために、2時間以上前から並びました
二月堂すぐ下の、芝生のエリア2段目に入ることができました
19時開始のお松明。
待っている間、大仏殿の向こうに夕陽が沈み、神々しい感じ。
18時ごろから、欄干などに水を吹き付ける作業が行われていました。
早く並ぶのを躊躇したけど、こんな準備風景も見られたので良かったのかも。
二月堂の下には、消防の方も待機していました。
寒いけど、空が綺麗。
18時30分ごろになると、人で溢れていました。
入場制限がかかった場合は、離れた駐車場から見るようです。
19時少し前に、松明を持った童子さんが、登廊を行き来されます。
いよいよです。
そして、19時。
大きなお松明を持ち、二月堂に上堂されました。
鐘の音、練行衆が床を踏み鳴らす音が聞こえてくる。
この音を松尾芭蕉も聴き、句を詠んだと思うと、また感動
大迫力のお松明、神々しい。
私がいた場所はスタート地点。
次々と二月堂に上堂されるお姿や、迫力あるお松明を近くで見れて感動。
見学していた場所近くに詳しい方が居て、同行の方に説明していたので、
私も聴かせてもらったというか、耳に入ってきました
お松明をするのは、練行衆の花形で、とても名誉あることなんだとか。
修二会=お松明のイメージが強いですものね。
この日、お松明は10本で、約20分ほどの時間。
神秘的な行法に惹きつけられ、あっという間でした。
芝生エリアの人は退場が最後。
ゆっくりと余韻に浸り、芝生エリアを出て、二月堂に向かいました。
局で修行の気配、音を感じ、、、
最後まで見ようかと思ったけど、翌日の昼も観ることだしと思い、二月堂を出ました。
帰り道、境内の道路沿いに灯りが灯されていたので、わかりやすかったです。
ライトアップされた美しい中門。
この向こうに、大仏様がいらっしゃいます。
とても寒い夜だったけど、お松明を見ることができて良かったです
今回、温泉付きのビジネスホテルに宿泊しました。
冷え切った体を温めることができて良かったです
ご訪問ありがとうございます