こんにちは。いろはです。
城下町のマンションでひとり暮らし。
セミリタイア中です。
朝から激しく雨が降ってます
今日はお出かけ予定があるのですが、こんな日は家に居たいなぁ
奈良国立博物館で開催されている、特別陳列「お水取り」を見ました。
東大寺二月堂で「修二会」が行われている期間でもあり、
それに合わせて、関連する絵画、書籍、工芸品などを展示されていました。
展示品の撮影は禁止でしたが、籠松明は撮影OK。
長さ約8メートル、重さはなんと80キロ
本来、松明は、二月堂に上堂する練行衆の道明かりとして灯されたもの。
二月堂の欄干でお松明が振られ、
私たちはその舞い散った火の粉を浴び、1年間の無病息災を願います。
修二会は基本的には非公開の行法であるため、
その一部を近くで見ることができるだけでもありがたい気がします。
今日、3月12日は、ひときわ大きな籠松明が11本使われ、
深夜(13日になってから)、
御本尊に備える香水を汲み上げる「お水取り」が行われます。
夜には雨が止むといいですね。
《二月堂縁起》 写真はパンフレットより
白黒の鵜が岩から飛び出し、香水が湧き出た場面。
左上方には、神々が雲に乗って集まってきているお姿も。
室町時代の絵巻で、色鮮やかに残っていることに感動
私は、絵巻を観るのが好きなんです
他のシーンも見てみたいわぁ。
《二月堂本尊天衣片》 写真はパンフレットより
火災で焼損した二月堂御本尊の天衣片。
厄除けの「午玉札」を摺る版木、練行衆が身に付けるものなど、
これから修二会を見に行くのに参考になる展示が揃っていて興味深かったです
修二会に欠かせない椿の造花。
それに因んで、椿の商品のディスプレイ?
修二会では、2月27日(閏年なので2月28日)に、
椿の造花を作り、椿の枝につけるようです。
博物館からは、「八窓庵」が見えます。
もとは江戸時代中期創建された興福寺大乗院の庭園。
奈良ホテルの南に建っていたものを、明治25年に移築されたようです。
濃いピンクの梅の花が映えて綺麗でした
そしてこの時期は、千代の舎さんの椿の和菓子。
上品な甘さで、とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。
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