●その前に「ジュピター」とは何なのか?
木星は英語で「ジュピター」と言います。このジュピターとは一体何を意味するのでしょうか。
これはローマ神話の神ユピテルのことを指します。
ユピテルを英語読みすると「ジュピター」になるのです。
ユピテルはまた一説によると、ギリシャ神話のゼウスと同一人物と言われています。
●木星の衛星たち
木星の衛星のうち現在名前が付けられているものは50個あります。その全てがローマ神話とギリシャ神話にちなんだものであり、その殆どがゼウスの関わった女神たちの名前がベースになっています。
育ての親であったり、妻であったり、恋人であったり、愛人であったり、恋人であったり、愛人であったり、愛人であったり、あいj(ry
愛人がかなり多めになっています。相当なリア充ですね。
●鬼畜っぷりがハンパないゼウス
それにしてもゼウスの鬼畜っぷりが目に付きます。メティスはゼウスの最初の妻ですが、ゼウスから逃げ回るも無理やり孕まされ、挙句にゼウスはメティスのお腹の中の子供に権力を奪われる危険を感じるとメティスを子供ごと食べて同化してしまいます。
イーオーはゼウスに犯されますが、ゼウスはイーオーを犯したことが当時の奥さんのヘラにバレそうになるとイーオーを牛に変えてしまいます。
他にも牛好きの女性に牛になりすまして近づいて犯したり、処女を守る女性に女性の姿で近づいて孕ませたり、白鳥になりすまして卵を産ませたり・・・
ちょいワルってレベルじゃねーぞ!!
●仲間外れはどれ?
そんな可哀想な女性だらけの木星の衛星たちですが、仲間外れが1つだけ存在します。なんと1つだけ、男性にちなんだ名前の衛星があるのです。
それは、第3衛星のガニメデです。
このガニメデ、なんと惑星である水星よりも大きく、木星の衛星の中で最大の大きさを誇ります。
その名前の由来となった人物の名はガニメデスという男性です。
このガニメデスを女性名詞にするとガニメデになるのです。
名だたる女神たちが居並ぶ木星の衛星の中にあって、ガニメデスは神様ですらありません。
美少年の王子様だったのです。
●もしかしてゼウスは・・・
ガニメデスの物語は以下のとおりです。オリンポスの神々に給仕するのは、もとは大神ゼウスとその正妻ヘラの娘、青春の女神であるヘーベーの役割でした。
ゼウスの子、英雄ヘラクレスが死後、神の列に加えられたとき、ヘラクレスを憎んだヘラはようやくヘラクレスと和解し、その娘ヘーベーが妻としてヘラクレスに与えられました。
このため神々の宴席に給仕するものがなくなった。ゼウスはガニメデスの美しさを愛し、ガニメデスをさらい、オリンポスの給仕としました。
この仕事のためにガニメデスには永遠の若さと不死が与えられ、また代償としてその父に速い神馬が与えられました。
つまりはガニメデスは超イケメン王子様でその美しさにゼウスは一目惚れして拐って来ちゃった!ということのようです。
ゼウスったら、女性だけでなく美少年にも手が早かったんですねぇ・・・・
もしかしてゼウスは・・・どっちもイケるんでしょうか・・・