エニグモの本を読み返してみました
エニグモっていうベンチャーがあります。
その会社の創業者とそのメンバーが書かれた本があるのですが、久々に読む機会があり読み返しました。初めて読んだのは昨年のことでしたがそのときは斜め読みでバーッと読んで「あぁベンチャーの起業の話なんだ」というくくりで自分の中ではとどまっていました。
が、あらためてじっくりと読み返したところ、以外にも「あ~!あるある!」とか「うんうん!」と頷く場面がいくつもあり、いつの間にか時間を忘れて一気に読みきっていました。
学生起業については基本的に自分は肯定派ですが、この本を読むとやはり「土台」をしっかりと社会人生活(著者の場合は博報堂がそれに当たる)と自身の中で築いて、交友関係、信頼関係も築いて、基礎体力を築いた上で起業する…これはやはり重要だと思いました。ちょっと考えると当たり前のことなのですが、自分も成長してる間、当然その友人も違うどこかで成長しているわけです。その上で「時は来た!」って感じで(笑)そうやって起業するって…いいですね。
本書を読んでいくと、確かに「人」に恵まれている部分はあると思えるのですが、それらエニグモ社に集った創業メンバーの人たちが「社員が一桁しかいないベンチャーに自分が入る決断」をする際に「この会社は来る!」とか「このサービスは来る!」っていうどこか直感的な部分で決断をしていくところが凄く見ていて心躍りました。当然直感だけでなく、内容・そしてその先まで見通せる魅力を持ったサービスがあったからこその決断だとは思うのですが。それにしてもベンチャー育ちの僕とは違い、ある種「大手」で働かれていた方々のこういった決断というのは物凄く大きな決断だったのではないかと感じました。
あとは「動機」の部分。なぜ働くか、なぜ自分たちは動いているのか。この部分の純粋さというか実直な部分は何かを「生み出していく(生み出したい)」人たちには必要な要素だと思います。ただ「自分たちの好きなようにやりたい」「縛られたくない」「雇われたくない」わけではない。
ただ純粋に…
「凄いアイデアを思いついた」→「これを世の中に形として出したい」→「早くやらないと誰かに先にやられてしまう」→「自分たちはどうしてもそのアイデアを形にしたい」→「だからこそ一番早くそれを実現できる選択肢を取ろう」→そういえば「いつかは起業したい」って思ってたな、自分→よし!このタイミングだ!
っていう(笑)、ちょっと噛み砕きすぎましたが、すごくシンプルで「やらしくない」のが素晴らしい…と思いました。そういえば、本書にも出てくるのですが、「何かに動かされて働く働き方」と、「主体性を持って働く働き方」は当然違います。
更に言えば「何かに動かされて働く」なかで(ようは雇われている状態で)「主体性を持って働く」ことと自分自信が「起業」もしくは通常の勤務時間以外を使って「自力で何かを生み出すこと」…これもまた決定的に違うのだと思います。 やはり組織の中では最大限、目の前の業務に、組織全体に利益をもたらすことがミッションですし、その中で更に自分の主張を通して、周りや上司を説得して新しい何かをやる…ということは時間はかかるし労力もかかります。僕の経験から判断しても、このエニグモのメンバーのように「世界を変えられるくらい素敵なアイデア」なのであれば間違いなく組織ではなく「自分自身」で実現させるべきだと思いますし、そういった本当の意味での「主体性」を持った時点でその人は既に「一人で歩き始めている人」なのだと思います。
だって窮屈でしょう!?凄くワクワク出来ることが常に頭の中にあって、でもそれに時間を割けないで毎日終電、徹夜…目標を達成して、結果を出して、ちょっぴり達成感。収入の面で凄く恵まれていても、頭の中が常にワクワクしてしまう人にとっては、30歳になり、50歳になったときに「あ~!あれもこれもやりたかった~!」って純粋に後悔しちゃうと思うんです(笑)たとえ「それなりに」幸せであっても。。。
人って、皆がみんな面白い仕事を自分たちが選んで出来るわけじゃないし、家族を、大切なものを守るために働く生き方は至極まっとうだと思います。でも「好きなことをやる」ってことはきっと何かを守りながらでも出来ることなんだと…きっと。無理したり、自分に合わないことを無理くりやろうとするのって何だかんだで会社も自分自身も幸せになっていないことが多いのではないでしょうか。
僕は(勝手にだけど)今この瞬間エニグモの人たちを凄く身近に感じています。ちょうど今の自分たちにも「どうしてもリリースしたいメディア」そして「これはイケる」ってサービスがあります。それを必死に取り組んでいるんです。本当に必死に(笑)。だからこそやり遂げたいし、何より一日でも早く世の中に出したい。
僕らもまた、純粋な思いで日々、取り組んでいるのです。
世界をほんのちょっと、見えないくらいだけど、僅かに変えるために。
エニグモさんたちに負けないくらいのまっすぐさと、面白おかしいメンバーたちで。
謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦/須田 将啓

¥1,680
Amazon.co.jp
その会社の創業者とそのメンバーが書かれた本があるのですが、久々に読む機会があり読み返しました。初めて読んだのは昨年のことでしたがそのときは斜め読みでバーッと読んで「あぁベンチャーの起業の話なんだ」というくくりで自分の中ではとどまっていました。
が、あらためてじっくりと読み返したところ、以外にも「あ~!あるある!」とか「うんうん!」と頷く場面がいくつもあり、いつの間にか時間を忘れて一気に読みきっていました。
学生起業については基本的に自分は肯定派ですが、この本を読むとやはり「土台」をしっかりと社会人生活(著者の場合は博報堂がそれに当たる)と自身の中で築いて、交友関係、信頼関係も築いて、基礎体力を築いた上で起業する…これはやはり重要だと思いました。ちょっと考えると当たり前のことなのですが、自分も成長してる間、当然その友人も違うどこかで成長しているわけです。その上で「時は来た!」って感じで(笑)そうやって起業するって…いいですね。
本書を読んでいくと、確かに「人」に恵まれている部分はあると思えるのですが、それらエニグモ社に集った創業メンバーの人たちが「社員が一桁しかいないベンチャーに自分が入る決断」をする際に「この会社は来る!」とか「このサービスは来る!」っていうどこか直感的な部分で決断をしていくところが凄く見ていて心躍りました。当然直感だけでなく、内容・そしてその先まで見通せる魅力を持ったサービスがあったからこその決断だとは思うのですが。それにしてもベンチャー育ちの僕とは違い、ある種「大手」で働かれていた方々のこういった決断というのは物凄く大きな決断だったのではないかと感じました。
あとは「動機」の部分。なぜ働くか、なぜ自分たちは動いているのか。この部分の純粋さというか実直な部分は何かを「生み出していく(生み出したい)」人たちには必要な要素だと思います。ただ「自分たちの好きなようにやりたい」「縛られたくない」「雇われたくない」わけではない。
ただ純粋に…
「凄いアイデアを思いついた」→「これを世の中に形として出したい」→「早くやらないと誰かに先にやられてしまう」→「自分たちはどうしてもそのアイデアを形にしたい」→「だからこそ一番早くそれを実現できる選択肢を取ろう」→そういえば「いつかは起業したい」って思ってたな、自分→よし!このタイミングだ!
っていう(笑)、ちょっと噛み砕きすぎましたが、すごくシンプルで「やらしくない」のが素晴らしい…と思いました。そういえば、本書にも出てくるのですが、「何かに動かされて働く働き方」と、「主体性を持って働く働き方」は当然違います。
更に言えば「何かに動かされて働く」なかで(ようは雇われている状態で)「主体性を持って働く」ことと自分自信が「起業」もしくは通常の勤務時間以外を使って「自力で何かを生み出すこと」…これもまた決定的に違うのだと思います。 やはり組織の中では最大限、目の前の業務に、組織全体に利益をもたらすことがミッションですし、その中で更に自分の主張を通して、周りや上司を説得して新しい何かをやる…ということは時間はかかるし労力もかかります。僕の経験から判断しても、このエニグモのメンバーのように「世界を変えられるくらい素敵なアイデア」なのであれば間違いなく組織ではなく「自分自身」で実現させるべきだと思いますし、そういった本当の意味での「主体性」を持った時点でその人は既に「一人で歩き始めている人」なのだと思います。
だって窮屈でしょう!?凄くワクワク出来ることが常に頭の中にあって、でもそれに時間を割けないで毎日終電、徹夜…目標を達成して、結果を出して、ちょっぴり達成感。収入の面で凄く恵まれていても、頭の中が常にワクワクしてしまう人にとっては、30歳になり、50歳になったときに「あ~!あれもこれもやりたかった~!」って純粋に後悔しちゃうと思うんです(笑)たとえ「それなりに」幸せであっても。。。
人って、皆がみんな面白い仕事を自分たちが選んで出来るわけじゃないし、家族を、大切なものを守るために働く生き方は至極まっとうだと思います。でも「好きなことをやる」ってことはきっと何かを守りながらでも出来ることなんだと…きっと。無理したり、自分に合わないことを無理くりやろうとするのって何だかんだで会社も自分自身も幸せになっていないことが多いのではないでしょうか。
僕は(勝手にだけど)今この瞬間エニグモの人たちを凄く身近に感じています。ちょうど今の自分たちにも「どうしてもリリースしたいメディア」そして「これはイケる」ってサービスがあります。それを必死に取り組んでいるんです。本当に必死に(笑)。だからこそやり遂げたいし、何より一日でも早く世の中に出したい。
僕らもまた、純粋な思いで日々、取り組んでいるのです。
世界をほんのちょっと、見えないくらいだけど、僅かに変えるために。
エニグモさんたちに負けないくらいのまっすぐさと、面白おかしいメンバーたちで。
謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦/須田 将啓

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