CSR パブリシティ もろもろ | 港区白金一丁目

CSR パブリシティ もろもろ

CSRっていうとおかたく聞こえるかもしれないけれど、

本日はそれ関係の話。


ヴォルビックのミネラルウォーターでおなじみの、

「1ℓ for 10ℓ」キャンペーンのように、うまくやることにより

パブリシティの面でも、売り上げの面でも成果の出せる

CSRの仕掛けっていうのは素晴らしい限りです。


ただ単に、どこかのNPOに資金援助している…とか

いわゆるCSR予算を割いて、一箇所に投下…みたいな

やっつけCSRをするところも未だにある中、成功例と

呼ばれるものが一際目立つのは仕方のないところ。


そこで話はPR会社。

単なるプレスリリース打って~万円。当たるか当たらないか

は分かりません。というところもあれば、最近は「成果報酬」

型のところも多くなってきた気がします。

(この前も営業電話がありました…)


別に否定はしないんですけど、ただ言いたいのは、

「中身のない企業」が金を払ってTVに取り上げられたところ

で、結局は本当成果に結びつかないでしょ…っていうことです。


PR会社の資料を読まれた方は分かると思うのですが、

紹介されている成功例というのは、大概、TVに取り上げられる

までもなく既に実績のある人や、継続的な成果を出された人が

「新たに仕掛けたもの(リリースしたもの)」というケースが

ほとんどです。


つまりは「TVで取り上げられなくたって別に売れてます…」って

いう類のものがほとんどという話です。

そのPR会社がすごいわけでもなければ、TVの影響が

めちゃめちゃあったわけでもないでしょう。


そんな中、一生懸命プロモ費用を払って、パブってことで

PR会社に依頼をしているベンチャー企業を見ると、ちょっと

いたたまれない気持ちになることがあります。

全てとはいわないけれど、でもやはり、どこかで


「TVに取り上げられること」


が目的になってしまっている感が否めない気がします。

(周りを見ているとね…とくに。)

パブリシティって言うのも、経営と同じで「その先」が重要な

はずなのに、どこかそういう企業って目先のところに焦点が

行ってしまっている気がします。

大手とは、全てのアクションにおける予算の規模も違います

からね…その辺、どう考えてるんだろうなぁ~。


で話は戻ってCSR。

僕の場合はNPO関連の活動を続けている関係上、CSRの話題

に振れることは少なくありません。

国内企業では大手が中心となりますが、各社CSR担当者を

置くなどして、少しづつ国内でも注目が集まってきています。

まぁ海外ではCSRコンサルタント…とか活躍しちゃうくらいです

からね。すごいもんです。


日本のPR会社も、ただ前職や以前のコネクションを駆使して

TVや各媒体とパブるだけのビジネスモデルじゃなくて、

こういったCSRとかと絡めて、本当の意味での各企業の

ブランディング的なことに取り組めると面白いのになぁ…とか

思ってしまうわけですよ。


一言で言うと「もったいない」。


TV出演とか、ホント「どうでもいい」話なワケですよ。

向こうから取り上げられるならともかく、金払って出るなんて

論外ですww

そういった意味では、各社の広報担当者のスキル向上と共に

(まぁ何を、どこを、ものさしにするかにもよりますが)、CSRを

絡めたブランディング、パブリシティ戦略のブームが来ることを

ちょっぴり願っているわけであります。