起業すると… | 港区白金一丁目

起業すると…

起業したての頃と言うのは、ホント、驚くくらい色々な

案件が入ってきます。


ヘタをすると登記の際に定款に盛り込んでいない案件

のほうが手元に多くきていたりもするもんです(笑)


まぁ、特に大きな資本もなく起業した場合には、とにかく

キャッシュフローをまわす事に躍起になるわけで、

そういう「選択と集中」を迫られるはずの状況に限って

相反する選択肢を取ってしまう…というケースは少なく

ありません。


選択と集中…


キレイゴトだけでは会社は立ち上がりません。

そして何より教科書どおりにも立ち上がらないのです。

外から見ると「あらら~」とか「能力が低い」なんて

言う人もいるんですけど、実際は「現状」という問題に

対して「経営判断」ではなく「対処」をする結果、気が

つくと全てが中途半端に回っていてキャッシュも回らず

…というのが本当のところではないでしょうか。


能力を発揮する前の段階でぐるぐる回ってしまっている

ケース、もしくは能力を発揮できないような分野のこと

にまで、直近の売りを立てるために手を出してしまう

ケース…そんな立ち上げ時期には、第三者的に何気なく

アドバイスと言うか、誘導できるような存在があると

非常に助かりますね。


皆さんは、大丈夫ですか!?

ていうかそもそも、ちゃんと「経営」してますか!?


某ロバート・キヨサキ氏の本で、

「仕組み」を作ってお金を稼ぐ→経営者

「お金」を使ってお金を稼ぐ→投資家

なんて書いてありましたが、最近のベンチャーシーンでは、

「個人事業主みたいな自称経営者」が増えてきている

気もします。

まぁそれはそれで、いいのですが…ちょっと違和感。


今ちょうど、以前からの友人が上場準備をしています。

よりによってこのタイミングに(笑)

僕も昔は「起業する以上は上場してナンボ」と叩き込まれた

口なのですが、最近はそうも思わなくなってきました。

…付き合いも増え、純粋に視野が広がったのだと思います。


まぁこんな状況だからこそ、ITバブル崩壊直後のような、

てんやわんやな、しかもガツガツとした、そんな群雄割拠な

状況がほしいものです。


最近のITの皆さん。

残業が数年前より減った会社も少なくないのでは!?

はたしてそれは業務効率が上がったから?

人が増えたから?それとも~…!?