定着率…はもちろんですが
昨日今日はじまったことではないのですが、従業員の定着率が
高くない…という企業は年々増えてきているのではないでしょうか。
特に、僕の周りではベンチャー企業からそういった話を聞きます。
人事や経営側から見たら、正直「たまったもんじゃない」話だと
思うのですが、僕が気になるのはその「辞めた側」の人たちの事。
業種にもよるとは思うのですが、2年~3年スパンならまだしも、
半年とか1年ちょっとで職場を変えて…また次も変えて…って
した場合、自分自身に「何が残るのか」という部分が気になります。
普通に働いている人はご存知のとおりで、その会社のオペレーション
部分は確かに「半年~一年」で十分こなせる時間ですが、それを
「業界の知識・経験」と考えた場合、なかなかどうして一年足らずで
モノに出来るほどアマい業界はほぼないでしょう。
そう考えると、行き先があるからといって、次々に転職をしてゆくことは、
もちろん理由にもよりますが、基本的には「自分にマイナス」だと
考えられます。
もはやこれって「転職面接の際の人事のウケが悪い」とかそういうレベル
ではなく、直接自分自身に関わる話ですよね。
まぁ、「同じ業界」等何かしら勝算やアドバンテージがあれば別ですが。
なので、既に各業界で取り組みは始まっていますが、これからは
定着率は勿論のこと、それ以上に各業界での「担い手」となる世代を
育成し、その業界を背負ってもらわなければいけなさそうですね。
ビジネスの基本も、マネジメントの基本も、それぞれ「基本」はあるものの
汎用性がめちゃくちゃ高いわけでなく、多様化してきている業種それぞれ
にやはり固有の文化や仕組みがあるわけですからね。
そういった意味では、時間のかかる取り組みですが、次代への担い手
の育成が非常に重要となりますね♪