天使の卵
本日のテーマは久々の「趣味=映画」です。
観に行ってきたのは「天使の卵」。
ご存知の方も多いと思うので、詳細は省略しますが、村山由佳さんの
原作小説を映画化した作品です。
僕がこの小説をはじめて読んだのが高校一年生のとき。
当時は黒髪の広末涼子さんが角川のイメージキャラをやっていました。
懐かしい…。
その後も「君のためにできること」や「もう一度デジャヴ」…と村山由佳
作品を続けて読み、「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズも気に入り、
今でもすっかり愛読しています(笑)。
全然関係ない話ですが、桜井亜美さんも当時「イノセントワールド」という
本を出していて、その後「HIV」をキーワードにした作品を立て続けに
発表しています。
さて肝心の「天使の卵」の映画ですが…惜しい!
主人公の「歩太」とヒロイン「春妃」がメインの原作に比べ、脇役である
はずの春妃の妹「夏紀」が前に出すぎている気がしました。
もうちょっと春妃のエピソードを話の中に盛り込んでほしかったなぁ…。
まぁ妹役が「沢尻エリカ」さんなので…今の時代の流れを考えるとちょっと
仕方ないのかなぁ。
主人公を演じた市原くん(セリフは今後に期待!)、春妃役の小西さん、
共にキレイな芝居だったと思います。
作品自体も回想メインの流れで、まとまってはいましたが、こちらは若干
端折り過ぎていて、大切な部分が所々説明不足になっちゃってるかなぁ…
という気がしました。
特に原作を読んでいない方は、「よくわからん」という感想をいう方も
いらっしゃるのでは…と思います。
まぁ原作はそれとして、映画は映画で純粋に楽しめるキレイな作品に
なっておりますのでアリかナシかでいくと間違いなく「アリ」と僕は思います。
特に高台から街を見下ろすシーンはキレイです。
今後も村山由佳さんの作品が映画化されてゆくことと思います。
個人的には「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズのドラマ化が希望(笑)。
絶対人気でそうなストーリーなんだけどなぁ…
と今日はここまで。