残りの時間 | 港区白金一丁目

残りの時間

最終出社日までのカウントダウンが始まり、もうすぐ残すところ

十数日まで迫ってきた。



特に変わらずな毎日ではあるのだが、今週は一足お先に会社を

後にする仲間との卒業式(と勝手に呼んでいる)がある。

いわゆる送別会ね(笑)



先週飲んだときも話をしたのだが、ようは勤め先が変わるだけの話。

人生において、というか人間関係において特に大きな問題はないし、

大きく変わることもないだろう。

僕がこれから先も僕のままであるように、僕らは僕らのままだ。

もちろんこの先また一緒に仕事をする機会があるかもしれないし、

いつも言っているが僕の最終的な目標はそこなので(今まで関りあい、

同じ時を過ごして来た仲間と共に再び同じ環境で働くこと)、

これから先も何の焦りも心配もないのだが、彼らが決して前向きでない

理由で退職してゆくことが残念でならない。


本当に残念だ。


僕は大切なものは何かわかった気がする。

だからまた一から始めようと思ったのだ。




人は城、人は石垣、人は掘。 情けは味方、仇は敵也。

                              by武田信玄(笑)




「風林火山」で有名な武田信玄は生涯「城」を築かなかったそうです。

そして前述した名言がその答えです。

「人」が強ければ、それこそが「城」ってコトなんですよね。

会社も同じなんじゃないかなぁ…って思いませんか?

だって、この武田信玄は、現代で言う


フレックスタイム制の導入

タイムカードでの勤怠管理(当時は台帳ね)

ボーナスの導入(自身の領内で使用できる金貨を支給)


なんていうサラリーマン社会のさきがけとしても有名な戦国の雄なんです。

ちなみに僕が個人的に好きなのは「真田幸村」「藤堂高虎」あたりです。

真田幸村は結構有名なのですが「大名」ではありません。生涯「一武将」でした。

しかしながら徳川家康をして



真田こそ日の本一の兵



と言わしめた人物なのです。「日の本一の兵(ひのもといちのつわもの)」…

真田軍の最後の突撃(大阪夏の陣)の際、家康が真田の勢いに恐怖し、自ら

命を絶とうとしたという話も本で読んだことがあります。

いやぁ、小学生の頃は「徳川家康一番!」みたいに教えられるけど、全くもって

そんなことはございません(笑)

真田幸村を始め、戦国時代の歴史の中にこそ、現在のベンチャー企業の精神、

勝ち方・生き残り方のヒントがあるように思えます。


天下を取った人間に、

「お前こそ日本一だ」

と言わせた男。真田幸村。

彼は大名ではなかったから決して歴史に残る階級的には偉くはなかった。

けど今でも人々の心に残っているのには理由があるからです。


そういう生き方、そしてそういう存在になりたいですね。

と、今日はここまで。