ベンチャー
帰属意識…
ビジョン…
モチベーション…
全てのコントロールを放置せざるを得なかったくらいドタバタとやってきた一年間。
そのツケが今まさに回ってきている。
会社は人ありき。
それを忘れてはいけないということだ。
とくに大手企業と違い、ベンチャーは帰属意識を見出しにくい。
(人数が多くない為、各個人が持っている目標・意識の方が強くなってしまうから)
そして確固たるリーダーがいないと「ビジョンの共有」はもちろん、
モチベーションのコントロールすらままならないわけだ。
誰が悪いわけでもない。
それはみんなが分っている。
しかしそういった「理由」に関係なく、容赦なく「現実」がのしかかってくる。
確かにベンチャー企業の役員以上を見ていると、分りやすいくらいの「成功例」が目白押しだ。
多分大学生の半分はこれで「オチるな」といっても過言ではないとさえ思う。
(というより、実際新卒の採用活動の状況を見る限り本当にそういうものなのだ)
おそらく容易にイメージがわくのが原因だろう。
「自分たちもああなれる、なりたい」そう思うことはそれほど難しくないのだ。
でも現実はそれほど甘くはない。
はっきり言おう、100人~200人も越えたあたりでそれは既にベンチャーではなくなる。
考え方・経営の仕方(決断)…が変わってしまうのだ。
僕が以前聞いたのは「200人を越えたあたりで採用する側が自分たちより
優秀な人材をだんだんと採らなくなる傾向がある」という現象が起きるらしい。
もちろんそうなると組織としての「伸びしろ」が少ない。
ヒルズに入っている某有名IT企業も例外ではないようだ。
今では1000名を超えるその会社も、当時100人前後の頃からそこにいた方に
話を伺ったところ、同様の話をされていた。
よって業務領域も人数も増えるが、その分最終的には組織の成長は止まってしまうかもしれない。
こんな今だからこそ、心配しているのです。
真剣に。
採用って、人って、とっても重要。そう思います。
と、いうわけで今日はここまで。