ルールと責任 | 港区白金一丁目

ルールと責任

仕事には当然ルールがあります。

ウチの仕事は不動産情報サイトの制作ですから、大きく括ると



クライアントとのルール。


オペレーション上のルール。


組織としてのルール。



があります。

これらに共通して言えるのは「バランス」。だと思います。

クライアントとのルールにおいて、よくあるのが「イレギュラー」や

「無理なお願い」の類。

これらをクライアントと接する立場の人間がどう調整するかが、

重要になってきます。

当然、クライアントあってのビジネスなので「これがうちのルールですから」

と一方的に突っぱねることはできませんし、逆にイレギュラーを受けすぎても

組織内部(制作のポジション)から不満が出ます。



ルールは重要です。しかし往々にしてルールは万能ではありません。

クライアントの要望や、自分たちの都合、何かの都合で度々追加・修正が

繰り返される…これがルールというものです。



僕らは警察ではないし、ましてや法を司る番人でもありません。

ですから、クライアントや内部に大きく損害を及ぼすようなルール違反は、

取り締まる必要がありますが、何かの理由でやむを得ず生まれたイレギュラーに

関しては、ただ単に「ルールから外れているから」という理由で正すだけでは、

何の解決にもなりません。



つまり、クライアントへのイレギュラー対応に対して、その担当者を中心にメスを

入れる際には、


「なぜそうなったのか」

「現状のクライアントの状況(満足度・温度)」

「通常ルールで対応した場合に起こりうること全てのケースをできる限り想定する」

「今現在対応している人間へのフィードバックの仕方」

「フィードバックをした際の担当者のモチベーション」

「今後の方針(正すか、継続が、折衷案か)」


等々、考えるべきことは多いです。

モチベーションに関してはかなり重要で、派遣社員やアルバイターの場合、総じて

モチベーションは変化しやすく、簡単に辞めてしまうことも少なくありません。

ただ僕が言っているのは、結果的に辞められてしまうのが悪いことなのではなく、

イレギュラーに対して何かメスを入れていくのであれば、あらゆる事態に対応できる

状態・責任をその本人が背負うことと、その覚悟が重要だということです。


先ほども述べましたが、僕らは法の番人ではありません。

ですから「それは違反です。正してください。以上」ではいけないということなんです。

それははっきり言って…



「マネジメントでもなんでもない!!」



そのあたりを考えた上で、それぞれのポジションで発言し、物事を進めて行けるといいと

思います。

自分たちが絶対ではないし、もちろん中途採用で自分より能力が高い人が入社してくる

事だって十分にある。常に謙虚な姿勢は忘れてはいけないし、傲慢さはマネジメントを

考える際の大敵だと思う。


自分たちが「イレギュラー」と読んでいるその仕事の仕方の中にこそ、新たなヒントが

隠されているかもしれない…そうは思いませんか。


というわけで本日はここまで。