ゲド戦記 | 港区白金一丁目

ゲド戦記

昔役者を志していた頃は週にDVDやビデオで2~3本。

映画館に2週に1度は必ず足を運ぶ。

…という生活をしていた時期がありました。

そのときはPCを使えなかったこともあり、大学ノートに映画の感想を自分なりに書いて、

それっぽいことをしていたわけです(笑)

それゆえにテーマをブログ初の「趣味」に設定しました。

今後映画についての話は「趣味」という扱いでゆきたいと思います。




さてさて、観てまいりました「ゲド戦記」♪

感想から述べてしまうと、個人的には「アリ」かなと思いました。

ただ、宮崎駿監督の「もののけ姫」と比べると、すごく素直な伝え方をしている映画でした。

というより、このゲド戦記をみて改めて「もののけ姫」の持つ強烈なメッセージ性、

激しさを感じることができたのかもしれません。


ゲド戦記のテーマはずばりこの映画のキャッチコピーにもあるように、


「いのちあるものこそ…」


といった感じ、つまり「いのち」なのだと思いました。

話を通して一貫して流れているテーマ「いのち」そして「生きること」。

これが、各キャラクターの、それも非常に素直なセリフで語られてゆきます。



不老不死を追い求めたり、死ぬことから逃げようとすることは、生きることを放棄している

のと同じこと…死ぬのは誰だって怖い、でも限りあるその命を自覚し、死という終わりを

意識しながら生きることこそ、人間にとって大切なことである。



物語の詳細はあえてお話しませんが、つまりはこういったメッセージが描かれています。

ちなみに「こ~ころを何にたとえよう~♪」で有名なCMの曲、歌詞に結構意味があることが

わかりました。


簡単に言うと、「歌詞=大賢人ゲド」ということです。詳しくは映画をみてね(笑)

いやぁ、それにしても、ジブリ作品というのを抜きにして、一つの作品として純粋に

楽しめました。

小さい子が世界観の全てを把握するのは少々難しいかもしれませんが、きっと小さい子

にもそのメッセージは伝わることと思います。


そんな素直な映画です。

というわけで、興味のある方は是非、ご覧ください。