今でも大好き
僕は昔役者を志していました。
自分から話をすることもあるのですが、職場が変わったり、何か新しい出会いがあると
「学生時代」の話になり(だいたいこういうときは大学生時代をさす)、その際に
「大学行ってないんですよ(´∀`)」
という話をして、併せてお決まりのように「役者志していました」の話をする。
これがいつものパターン。
あとはバイトや就職の面接で履歴書に「大卒」の記載がないから、そこでこの話を
することもあった。
「なんでやめちゃったんですか」
「なんであきらめたんですか」
これも決まって聞かれる質問。
それは確かにそうだろう。疑問に思うのも無理はない。
きっと僕だって、疑問に思うに違いない。
ただ、僕自身に「あきらめた」自覚はない。「やめた」自覚はあるのだけれども…。
10代の後半はバイト、役者としての稽古、自分磨き(ジム通い、戯曲の勉強など)に
打ち込みつつも、よく「遊んだ」と思う。
新宿の歌舞伎町のゲームセンターでアルバイトをして、朝から働いて18時には
FREEだったから、夜はまるまる遊べた。
今では考えられない生活(笑)
だから時間も自由に使えた。
台本を覚えたり、友人と遊んだり、一人でブラブラしたり。
ただ「役者」というか「演技」のことに関してはしっかりと向き合っていた(方だと思う)。
で、なぜ「やめた」か。
一番大きいのは前にもブログで書いたとおり「六本木ヒルズ」との出会いだったと思う。
他には「収入」。つまりたくさん稼いで最低限生活してゆくうえで「お金の心配」をしないで
いい生活をしたい。というのがもう一点(これはお金に困った生活を経験していない人には
なかなか理解されにくい)
あとは、「ヒルズ」に含まれるのだけれども「この人みたいになりたい!」と思える人に
出会えたこと。凄く詳しくその人の業務を理解していたわけではないのだけれども、
今も変わらず、その人は目標です。
きっと「不動産」に何らかの形で関わっていれば、いつかまた会えると信じています。
密かに(笑)
と、理由はあれど自分の中では「やめた」というのも自覚としてありつつ、どちらかというと
「路線変更」、「乗り換えた」というニュアンスが強いかもしれない。
何かが嫌になったりとか、飽きたりとか、失望したりとかして「役者」から路線変更したわけ
ではない。
だから今でも「芝居」「映画」「テレビドラマ」どれも大好きで、映像の「演技」のことに関しては
ちょっとしたアドバイスくらいならできる(たまに役者時代の後輩にしている)。
とは言っても偉そうにどうこうというのでなく、本当にアドバイス程度。
それに、やはりメールが中心になってしまうが未だ役者を続けている仲間からの連絡は
嬉しいものだ。
できる限り彼ら、彼女らの活躍を見に行きたいのだが、CMやテレビに出ない限り、舞台等は
なかなか見に行けない(時間がとれずに…)。とても残念。
…ながなが書いてみたものの、結局僕は舞台も映像も、つまり「役者」が好きということに
変わりはない。
自分は今違う道を進んでいるけれど、頑張っている仲間の活躍をこれからも応援したいし、
僕自身も自分のフィールドでしっかりと「プロフェッショナル」を目指したいと思う。
ちなみに映像の役者を目指していたとはいえ、僕はシェイクスピアの「マクベス」が大好き。
どなたかお好きな方がいらしたら今度語りましょう(^~^)
唐沢寿明さんの「マクベス」は今でも忘れられません(笑)
ではではまた明日。