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江戸しぐさ

最近、釣銭をもらう時に丁寧に返してくれる店員さんの親切さに関心する。
差し出した手の平の中へきちんと手渡ししてくれつつ、もう片方の手を私の手の下へ回してこぼれ落ちないよう細心の気配り。

私もアルバイトでレジ打ちはだいぶしましたが、あのような作法を教育はされていなかった。今はそれがマニュアルなのだろうか。それともその人の資質がそうさせるのだろうか。
あまりにもご丁寧な所作なので、こちらも丁寧に受け取ってみたら店員さんはどんな反応するのだろうか?
相手も気持ちよく感じるだろうか?はたまた、気色悪く思われてしまうのか?
両手で水をすくうようにして受け取ってみたいですね(笑)


このような相手を思いやり、気を配る習慣は江戸しぐさと言われ、むかしから躾られていました。
躾という字は日本で作られた国字で、身を美しくということをシツケる意味から。身なりだけでなく、身のこなしや内面性の中身、精神を言うのでしょうね。
また、江戸しぐさの代表的なものとしては傘かしげ。
雨の日、傘を差してすれ違う際に傘を傾けぶつからないようにするしぐさのことです。


明日からすぐにできる気持ち良いこと。
釣銭受け取る時、実践できたらご報告しますね(笑)