はじめまして。今回記事を担当いたしますのは、渡邉 と申します。広島の片田舎から大都会東京に出てきました、輝く1年生です(´―`*)ウンウン

 …さて、今回は我々新入生の初沢として葛葉谷に行って参りました。今年は新入生が4人と大漁なので、6/3(),6/4()2日に分けて行きました。私は4日に参加しましたので、今回は4日のほうを書こうと思います。では早速…。

 

まずは前日から。葛葉谷へは車で行くことになっていたので、部室に前泊。

3日夜9時頃の事です。我々は装備の確認をしていました。「コレある~?」 そこへ現れたのはその日葛葉に行って帰ってきた男たち。「お疲れ様で~す!」 …あれ?

 どよ~ん  Σ(; `д・´)…暗い。表情が、ない。普段のやかましいにぎやかな九州男児が黙り込んでいる。もとから静かな男は、もはや石になってる…。こわ。

前日から、大変さが思いやられました。

 

3時に部室を出発して、先輩方の運転で葛葉へ。

私は中高6年間登山部だったのですが、本格的な沢は経験がなく、楽しみで仕方ありません。ハーネス等装備をつけて、入渓は510分。

                  ひときわカラフルなのが私。シマシマハーネス!

慣れない沢靴を履いて、いざ遡行開始。6月のまだ涼しい朝の空気に冷たい水が心地よい。岩に足をかけ、水に手を浸けてみる。沢を味わっていたところ、先輩の不穏な声が。

F1(滝一番目)はやばい」「あれは洗礼だから。」わざわざ不安を掻き立てるような言葉をおっしゃいますね。「そろそろだ。」…よし、見ておれ。

 

←写真は3日組による。

確かに大きな、3段目は6mの滝。登る順番を待つ間、横から眺めてどのように対処するか考える。同じ1年の都会男は少々苦闘中。

さて、先輩に確保してもらって直登開始。水流を見極めて流れの中に足場を探す。横壁にはホールドが豊富なので怖いことはない。流れに突っ込んで一気に登る。完登。ふぅ…

 

←これは幅広の滝(F3)

次に現れたのは幅広の滝。3本目の滝です。左は乾いていて登りやすそうです。え、わざわざ右の水流を行く素直でない男がおるぞ(私です(・∀・)/ ハーイ )

 

その後も様々な滝が現れ、とても変化に富んでいました。

私は性懲りもなくわざわざ登りにくそうなところをあえて行くスタイルを貫きました。ただ、そんな中、一つ大きな心残りがありました。

 

F1213それは幾分疲れた終盤の事。いかにも登りにくそうな滝が現れました。やれうれしや、と嬉しげに登り始めましたが、ふと目の前の尖った岩と私の脛に短刀のように突きつけられている石を見て、「怖さ」という最悪な邪念が…。一度感じると二度と消えてはくれないそれは、大胆なムーブへの決断を妨げ、どうにもならなくなった私はあえなく断念。

3年の先輩は見事登っておられました。流石です…。

 

意気消沈した私の前に現れたのはトイ状の滝。一番登りにくそうなところを、怒りに任せて登る。

 

〆はツメ。これは最悪でした。急峻、崩壊、長丁場。思い出したくもない登りを経て山頂へ。

 

ついた~!

↑山頂から。

 

神奈川一望。神奈川ご出身の先輩がガイドのように風景を解説してくださいます。

「あれが江の島!」「へー。(…当面用事がなさそうな私。)

 

↑今回のOTANASHIMIは豪華!(左端の方の手元に注目)

 

毎回恒例のOTANOSHIMI。今回も続々登場。なんととある3年の先輩の手に現れたのは、

めろん! 先輩が光り輝く王子様に見えてきます。メロンから後光が差しています。

流石です。本当にありがとうございました。ごちそうさまです。おいしかった。

 

 

無事下山後、反省会。

先輩の忠告の言葉をしっかりと聞き、次に生かしつなげるよう心がけます。

 

こんなわけで、今回が我々1年の初沢だったわけですが、沢の魅力、自然の醍醐味を垣間見た気がしました。

 

 

 

 

ありがとうございました。