こんにちは、そろそろ部活から身を引きたい季節になってきました。4年の勝見です。
今回は、我が部でも大事な、2年生へ部活を引き継ぐ儀式的な山行である初リーダー山行1発目に同行した際のことを徒然なるままに書いていかんとしましょう。
今回の初リーダー山行のCLをとるのは新部長の森です。
見た目どおり脳筋です。ただ3年生になればそれを言い訳にはできないのが我が部のきついところです。僕も昔はメンタルの弱さや体力の無さをよく言われました。それに比べたら楽なもんですね。
今回行ったのは、鳥屋待沢左俣。個人的には3年の時に行ってみたかった場所ではありましたが、思い立ったときは既にヒル天国の季節(この沢の適期は晩秋や春先です)でして思うようにいきませんでした。そんな中で、森がこの沢を出すと聞いて参加することにしました。決して森に上から押しつけたわけではありませんよ
今回参加してくれた1年生の安陪くん、オレンジのカリマーとオレンジのアウターが洒落乙ですね。僕は2年生になってもナイキのジャージとミズノの雨具でまわりにバカにされてました。
初っ端から例の彼によるドタキャンによりSLを任されることになって、暗雲たちこめる山行になったなあと僕の第六感が珍しく反応しています。
谷太郎林道の終点に車を止めて出発します。ちなみに国立から車で1時間30分強で来られました。めっちゃ近いです。いつもこんぐらい近いと楽なんですけどね。今年に入ってドライバーが増えたおかげで後部座席で寝ることが許される身分になりました。ここまで来るのに何年かかったことか、あんだけ大変だったのに恩恵を受ける間もなく卒業とは世の中というのは理不尽ですね。
終点から少し戻ってこの赤いゲートを越えてしばらく歩きます。真っ暗でよくわかりませんでしたが、鳥屋待沢左岸から石積み堰堤より少し下より入渓しました。
濡れるとクソ寒いのでトラバース能力が試されます。これは4mCS滝で残置スリングのある滝ですね。森のガッシャの赤さがまぶしいですが、短足だったんでしょうか、うまく釜中央の岩に足がつかず失敗。かたや僕は左から水バシャバシャで行きました。心頭滅却ですね。
そのあとは、おそらくこの沢一番の核心(実はツメが一番核心)だと思っていた場所
5mトイ状、突っ張らなければ、釜に胸までつからなければならないというのはこの季節だったらとるべき対処は一択ですよね。
突っ張って釜の中央付近まで行ったあとに、左に取りつく動きは相当ビビりましたが、みんなドボンせず無事通過できました。
その後は、色々あって、予定していた大小屋沢下降を取りやめ、登山道を下る方針へ変更。まあしょうがないね。森は色々と反省するように…
左俣の分岐から幕岩を過ぎたあたりにある、10mの滑る滝には中間支点となるハーケンもあり、滝上右岸にはハーケン×2がありました。自ら打ち足してもよいし、カム、ナッツも使えそうな感じ。確保するならこれらの支点使えばよいと思います。
下降しない→時間にゆとりがある→遊べるということで遠慮なくその後の滝をほとんど直登させていただきました。
そして最後のツメ。多分、道を間違えたんだろうとは思いますが、ゲロ辛いツメでした。ツルツルではないにしてもスラブ壁をジリジリと上げていく感じ。生きた心地がしない。そのような斜面が終わっても、ヤセ尾根に出てしまい、かなりビビる。
下山途中も道を間違え、谷太郎林道終点ではなく、広沢寺に出てしまう始末。最後はグダグダでしたが、無事下山できてホント良かった良かった。
今年入ってからの山行が結構トラブルなく進んでいたので、このミスをすると辛い目にあう沢山行を忘れるところでした。こういう時に試されるのが、経験と先ほど挙げた3要素なんですよね。僕も4年間で色々と楽しいこともひどいことも経験してきましたからよく分かります。
学生生活最後の沢山行の割には不格好でちぐはぐで、一筋縄にはいかず、手放しに喜べない、むしろ、散々な出来でしたが、色々なことを思い出させてくれる良い山行でした。
今回は、我が部でも大事な、2年生へ部活を引き継ぐ儀式的な山行である初リーダー山行1発目に同行した際のことを徒然なるままに書いていかんとしましょう。
今回の初リーダー山行のCLをとるのは新部長の森です。
見た目どおり脳筋です。ただ3年生になればそれを言い訳にはできないのが我が部のきついところです。僕も昔はメンタルの弱さや体力の無さをよく言われました。それに比べたら楽なもんですね。
今回行ったのは、鳥屋待沢左俣。個人的には3年の時に行ってみたかった場所ではありましたが、思い立ったときは既にヒル天国の季節(この沢の適期は晩秋や春先です)でして思うようにいきませんでした。そんな中で、森がこの沢を出すと聞いて参加することにしました。
初っ端から例の彼によるドタキャンによりSLを任されることになって、暗雲たちこめる山行になったなあと僕の第六感が珍しく反応しています。
谷太郎林道の終点に車を止めて出発します。ちなみに国立から車で1時間30分強で来られました。めっちゃ近いです。いつもこんぐらい近いと楽なんですけどね。今年に入ってドライバーが増えたおかげで後部座席で寝ることが許される身分になりました。ここまで来るのに何年かかったことか、あんだけ大変だったのに恩恵を受ける間もなく卒業とは世の中というのは理不尽ですね。

終点から少し戻ってこの赤いゲートを越えてしばらく歩きます。真っ暗でよくわかりませんでしたが、鳥屋待沢左岸から石積み堰堤より少し下より入渓しました。

濡れるとクソ寒いのでトラバース能力が試されます。これは4mCS滝で残置スリングのある滝ですね。森のガッシャの赤さがまぶしいですが、
そのあとは、おそらくこの沢一番の核心(実はツメが一番核心)だと思っていた場所
5mトイ状、突っ張らなければ、釜に胸までつからなければならないというのはこの季節だったらとるべき対処は一択ですよね。

突っ張って釜の中央付近まで行ったあとに、左に取りつく動きは相当ビビりましたが、みんなドボンせず無事通過できました。
その後は、色々あって、予定していた大小屋沢下降を取りやめ、登山道を下る方針へ変更。まあしょうがないね。森は色々と反省するように…
左俣の分岐から幕岩を過ぎたあたりにある、10mの滑る滝には中間支点となるハーケンもあり、滝上右岸にはハーケン×2がありました。自ら打ち足してもよいし、カム、ナッツも使えそうな感じ。確保するならこれらの支点使えばよいと思います。
下降しない→時間にゆとりがある→遊べるということで遠慮なくその後の滝をほとんど直登させていただきました。
そして最後のツメ。多分、道を間違えたんだろうとは思いますが、ゲロ辛いツメでした。ツルツルではないにしてもスラブ壁をジリジリと上げていく感じ。生きた心地がしない。そのような斜面が終わっても、ヤセ尾根に出てしまい、かなりビビる。
下山途中も道を間違え、谷太郎林道終点ではなく、広沢寺に出てしまう始末。最後はグダグダでしたが、無事下山できてホント良かった良かった。
今年入ってからの山行が結構トラブルなく進んでいたので、このミスをすると辛い目にあう沢山行を忘れるところでした。こういう時に試されるのが、経験と先ほど挙げた3要素なんですよね。僕も4年間で色々と楽しいこともひどいことも経験してきましたからよく分かります。
学生生活最後の沢山行の割には不格好でちぐはぐで、一筋縄にはいかず、手放しに喜べない、むしろ、散々な出来でしたが、色々なことを思い出させてくれる良い山行でした。