Comment:
音楽と映像の融合。
パトリス・ルコント監督の長年の夢だった「役者もセリフも言葉もない、ただ純粋に感情だけに訴えかける音楽映画を撮ること」を実現した作品です。
選ばれた曲はフランスの作曲家エティエンヌ・ペルションの「DOGORA」。
そして、この曲に感銘を受けたルコント監督が映像の舞台に選んだのは「カンボジア」。
両者に共通しているのは「パワー」です。
映像はカンボジアで生きる人々を映すのみ。でも、彼らから「生きる力」が感じられます。
そして「DOGORA」が心を奮い立たせるように鳴り響きます。
子供たちの汚れのない真っ直ぐな瞳が印象に残りました。
映画館で観るより、コンサートホールでオーケストラの生演奏を聴きながらで観てみたい作品ですね。
Title:
DOGORA - OUVRONS LES YEUX
Country:
France (2004)
Director:
PATRICE LECONTE
