今回の特集レビューはいかがでしたでしょうか。
シャープな映像。
アッと驚かすストーリー展開。
フィンチャー監督が創り出す世界観に呑まれてしまいました。
あと、今回気付いたのは、
「カット・イン」が多いかなということでした。
編集の知識は持ち合わせていませんけどね(^_^;
「エイリアン3」で、
リプリーが「私を殺して。」と告白するシーンも
カット・インしていたと思うのですが、
セリフとシガーニー・ウィーヴァーの表情に
強烈な印象を与えていました。
「セブン」のクライマックスでも
ブラッド・ピットの苦悩の表情を浮かべるシーンに、
モーガン・フリーマンが説得するカットと
状況が呑みこめずにいるヘリコプターからのカットを
細かくカット・インしていたと思います。
細かくすることで緊迫感が出ていましたよね。
「ゲーム」や「パニック・ルーム」のクライマックスでも
同様の効果があったのではないでしょうか。
ただ、「ベンジャミン~」で、
ベンジャミンが父トーマスを海へ連れていくシーンがあるのですが、
そのシーンのカット・インは多かったかなぁ・・・なんて(^_^;
カット・インは音楽PV出身の監督ならではの技巧なのかもしれませんね。
さて、フィンチャー監督の次回作はどんな作品になるのでしょうか?
キアヌ・リーヴスとコンビを組むなんて記事を
目にしたことがあるのですが、その後、どうなっているのでしょうね。
「ベンジャミン~」で新たな世界をみせてくれたフィンチャー監督に
今後も目が離せません。
以上、特集レビューでした。