オープン・ウォーター | ひでの徒然『映画』日記

ひでの徒然『映画』日記

映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


オープン・ウォーター


過去ログ:2006年2月26日(日)

監督:クリス・ケンティス

キャスト:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス


7ヶ月前から旅行の計画を立てていたダニエルとスーザン。当日、出発直前まで仕事をしているスーザンにダニエルは呆れる。旅の目的はダイビング。


初日は現地での観光を満喫。

翌朝、8:00AM ダイビング・ツアーに参加する。

9:45AM ダイブ開始。

10:25AM 少し遅めに海上に戻ると、船が見当たらない。遥か遠方に船が見える。二人は場所を間違えたと思い手を振る。しかし、一向に船が迎えに来ない。


・・・そう、二人は船のクルーの手違いで置き去りにされたのだ。はじめのうちは、そのうち戻ってくるだろうと思っていた二人であったが、何時間待っても船は現れない。しかも、このダイビングスポットではサメが群れを成していた。


果たして二人は無事に助かることができるのか・・・。


Comment:

どこにでもいる夫婦が突然の災難に見舞われる。はじめはダニエルが主導権を握りスーザンを励ましていたが、次第に立場は逆転していく。いざとなると女性は強い。


が、自然はそれほど甘くはない。


見渡す限り一面の海原に置き去りにされた夫婦が二人。不安、恐怖、愛がそこにある。実話を基にしているだけに、妙にリアルである。この映画に感動や娯楽を求めてはいけない。ハリウッド映画にありがちな「ご都合的要素」を逆手に取った作品である。


One More:

全編のほとんどが音響無し、セットも無し、特殊効果も無し、あのサメ達さえもCGや特殊効果ではなく本物だそうです。二人の俳優の勇気に脱帽です。


映像もさほどクリアなものではなく、まるでビデオカメラで撮影したかのようです。ドキュメント番組っぽく見せることでリアリティを出したかったのでしょうか。


エンドロールでのシーンで、ま、まさかと思いきや、なるほど。実話としてどうして二人の結末がわかったのかが理解できました。二人がいつまでも幸せでありますように・・・。



追記:

製作:2004年、アメリカ



にひひにひひかお