アザーズ | ひでの徒然『映画』日記

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映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


アザーズ


過去ログ:2005年12月26日(月)

監督:アレハンドロ・アメナーバル

キャスト:ニコール・キッドマン


1945年、イギリスの深い霧の覆われた孤島。戦地に行った夫を待ち続けるグレースと2人の子供。子供達は「日に当たると死んでしまう」という病にかかっているため、彼女たちの住む屋敷では、すべての窓をカーテンで一日中覆っていた。カーテンで光を遮断し、濃い霧で第三者をも遮断したこの屋敷には母子3人と召使いのみしかいないはずなのだが、そこには見えない何か「アザーズ」が間違いなく存在していた・・・。


Comment:

グレースはすべての真実を知ったとき、自分の罪を知ることになる。しかし、罪への罪悪感よりも開放感を感じたのではないだろうか。そして、今までよりも増して子供達を愛し守りながらあの屋敷で暮らしてほしい・・・それが彼女に与えられた罰であるのだから。


One More:

最後に「大どんでん返し」が待っているのですが、屋敷を閉鎖的にしたことと、見えない「アザーズ」とグレースがまったく接触しないことで、「大どんでん返し」への辻褄が合うように作られています。脚本が丁寧に作られている証なのでしょう。


ただ残念なのが、この映画の前に「シックス・センス」を観てしまったこと・・・。「シックス・センス」よりも先に観ていればよかったと思う作品でした。


それと、やっぱりニコール・キッドマンは美しすぎます!



追記:

製作:2001年、アメリカ/スペイン/フランス


結末が「シックス・センス」と少しカブッてしまったこの作品。でも、私は「シックス・センス」よりも「アザーズ」の方が好きだなぁ。


ちなみに、この作品の製作総指揮にはトム・クルーズも名を連ねています。



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