クラインの壷 (新潮文庫)/岡嶋 二人

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久しぶりに、体調を崩しそうな小説に出会いました。

岡島二人さんの「クラインの壼」


良くできた小説です。


体調を崩しそうなのは、小説に没頭し


小説の世界と現実の世界を混同しそうになり、


気持ちが悪くなったからです。


また、真実がどうなったのか?余韻を残す小説。


体に悪いです。


スッキリしたい。


(;_;)


メビウスの輪と同じような意味を持つ「クラインの壼」。


現実世界と仮想世界が四次元空間で表現され


メビウスの輪のように、面になったり、


裏になったりするストーリー展開でした。


ゲームブックの原作募集をきっかけにし


ヴァーチャルシステム、クラインⅡのモニターをはじめた青年の話です。


あとは、ご想像におまかせします。


今、私が生きている世界が仮想だったら


もしくは、神のモルモットだったら


など、いろいろ考えてしまいました。


そんなの死んでも分からなそう。


ちょっと、ファンタジーでも読んで、


リセットしようかと思います。