●早田ひな選手が心配・・
言葉の難しさ。
フワちゃんや和田アキ子さんの一言とは、少し様相が違うと思いますが、「一言」でそれほど炎上してしまうなんて・・。
卓球の早田ひな選手が、「帰国してやりたいことは?」と聞かれ「アンパンマンミュージアムと特攻資料館に行きたい」と答えたことについて、中国で批判の声が収まらないようですね。
早田選手は「どうか世界が少しでも平和でありますように。戦争が起きませんように」と、オリンピックという「平和の祭典」を終えたこともあって、そんな想いがあったのだろうと思います。
日本ではその発言は称賛されました。正式は『特攻平和会館』。それは「平和への祈り」だと分かるからです。
でもそれはこちらの論理。歴史教育の差も大きいとは思いますが、中国は違いました。戦争の傷跡はそれほどまでに根深く、いまなお国民感情として横たわっているのでしょうね。
「日中戦争」です。特攻資料館はその象徴と捕らえました。
問題発言ではありません。早田選手がいい意味で気にしなければ良いのですけれど、早田選手は優しいから、すごく気にしているでしょうし、心を痛めているのではないかなぁと。
周囲の方が上手にフォローして、心のケアもしていただきたいなぁと、ただただ祈るばかりです。
「靖国神社」を初め、恐らく「乃木神社」も「東郷神社」も反日感情を煽る場所なのでしょうね。今回は「特攻」というワードに敏感に反応されてしまったのだろうと思います。
早田選手は素直に質問に答えただけです。
でも、発言が自分の想いとは逆に取られてしまった。
そのショックは大きいのではないかと・・。
戦後79年経ってもそうなんだと、いろいろと考えてしまいます。私の父も戦争には行っていませんし、中国でもそれは同じで、世代的には既に戦争を知らない人がほとんどなはずなのに・・。
そりゃあそうか・・。もしも逆の立場で自分の国がかつて侵略され、自分の祖父がその戦争で亡くなったと聞いているとしたら。
もしもアメリカに「原爆資料館」という場所が存在し、例えそれが「原爆平和会館」という正式名称だったとしても、きっと日本人は心穏やかでは居られないのだろうと思います。
いろいろな感情が絡み合って決して単純ではなく、それでも辛抱強く、その糸をほどいて行くしかないのでしょうけれど。
私達ももっと知るべきなのかもしれませんね。早田選手もきっとそんな想いだったのだろうと思います。私はあまりに戦争を知らなすぎる。
平和のためにも知るべきだと。
もっと中国や韓国とも仲良くしたいし、理解したい。
それだけに余計にショックだったのではないかと・・。
誰も悪くない。きっと。発言の真意が伝わって、
早く沈静化すると良いのですけれど。
本日もお読みいただき、感謝です。