●大宮『氷川神社』にて
この男。週末まで待てませんでした。
だって朝から晴れてるんだもん。じっとしていられないだもん。
乗りたいんだもん!
「いい大人がこんな事でいいのか?」と思いつつ、仕事はお休みさせていただいて、昨日届いたバイクと共に、2か月ぶりに大宮の『氷川神社』へ参拝に行って来ました。
一時制限があった「手水舎」もすっかり復活し、いつも通りの穏やかな風景が迎えてくれました。やはり平日は空いていますね。
さっそく楼門をくぐり境内へ。
いつもと少し違っていたのは、何本かある境内の楠の巨木に「立て看板」が立っていたこと。
「樹の具合がよくない」のだとか・・。
土壌改良をしてみたものの、まだあまり元気がないので、「近寄って踏み固めないようにしてください」と書いてありました。
後ろ側に廻ると、確かに木肌がところどころ剥げていて、人間で言ったら「肌荒れ」してると言った感じでした。
「氷川神社」」は武蔵一宮のかなり大きな神社で、パワースポットとしても有名なので、必ず誰かがこの木に抱き付いたり手を当てているのは、もう見慣れた風景ではあったのですが・・。
「人間の重たい想念を受け過ぎたからじゃないのかな」って、半分本気で思ってしまいました。
なぜならその木は一番手前にあり(写真では真ん中)、人々が抱き付いている木は、必ずと言っていい程この木だったからです。
それについてとやかく言うつもりも、スピリチュアルを非難するつもりもないのですが、時に、スピリチュアル好きな方達の「横暴さや身勝手さ?」を感じてしまうのも確かかもしれません。
一旦回廊で囲われた本殿を出て、向かって左側の、少し奥まったひっそりと静かな場所には龍神伝説の「蛇の池」があります。
本日は先着の女性が二人いらっしゃいましたので、私は後ろで待っていたのですが、お参り自体がなかなか始まらないのです。
お一人の方がお友達に「ちょっと待ってね」と言うと、お賽銭を出すのかと思いきや、おもむろに目を瞑り、何やら辺りの空気を感じ取っている様子でした。
私の後ろにも人が来ましたので、「お先によろしいですか」と言って、私は先に参拝させていただいたのですけれど・・。
もちろん何をしようと自由です。ただ流石にね。残念ながらそういった「身勝手とも言える非常識さ?」って、スピリチュアルにハマっている人には、結構多いような気もしてしまいます。
「結局こういうことなんだよ」と、
神様がわざわざ見せてくれたのかも。
いつの間にやらバイクの安全祈願は、「本殿のあの楠の樹がどうか元気になりますように」という願いに代わり、
末社・摂社の全ての神様にお願いすると共に、もう一度本殿に戻って、「大丈夫。大丈夫。いつもありがとう!早く元気になってね!」と、少し遠くから想いを伝えました。
私も介護の時に、幾度となく見上げる度に元気や勇気をいただいて、さんざんお世話になった楠の樹ですから、
貰うばっかりじゃなく、たまにはあげないとね。
来月また様子を見に行こうと思います。
天気が良いと、バイクはやはり気持がいいです。
ちょっと暑いくらいでしたが、風を感じるから。
「慣らし運転」は昔のバイクと違って今は要らないという説もありますが、速度は40km〜50kmで抑え気味に走りました。
「トコ・トコ・トコ・・」。
カブちゃんにはそれが似合います。
帰り道も気の向くままに走り、ずいぶん回り道をしてしまいましたが、ゆっくり初走行を楽しんで来ました。
本日もお読みいただき、感謝です。