●「書き順」大事だね
検定試験が近いというのもありますが、最近は読書の代わりに、暇さえあれば「漢字辞典」を見ています。
年齢と共に記憶力が相当に落ちていますから、目に焼き付けよう作戦でしょうか?TVを見ながらも手元には「漢字辞典」を開き、CMの間に100円ショップの「らくがき帳」にカキカキです。
私の受ける「準2級」では、「楷書」より「行書」で書く課題の方が多いので、「行書」に慣れようという意図もあります。
「行書」で書き順が変わる漢字もあるのですが、基本はやはり楷書なので「どっち方向にハネてるか?」で、全部バレちゃう。
例えば「りっしんべん」の「性」という漢字。両側の点々が先で縦棒が後ですが、縦棒を先に書いてから点々を書こうとすると、縦棒の下が左にハネちゃう。「書き順」どおりに行書で書くと、右にハネるのが自然な流れな訳で・・。
同じページにある「成」という漢字もそうです。「書き順」としては左払いが先です。ところが横棒を先に書くと、繋がりがおかしな事になるのですよね。「行書」で書くとバレちゃう。^^;
特に誰かに言われた訳ではないのですけれど、そういうところやはり大事で、結局は「字の形」にも現れるのだろうなって。
私の購入したこの辞典は、『新・字形と筆順』(光村図書)ですが、字が大きくて見やすいのと、お手本の字も好きです。
本屋さんに行くと、いろいろな書家の方が書いたお手本がありますよね。もちろんそれぞれ素晴らしいのですけれど、きっと好きな字ってあると思うのですよね。
「この字。好きだなぁ〜。こういう字が書きたいなぁ」って。この辞典を選んだのもそうで、宮澤先生の字が好きだなぁと。
そうそう。杖道の昇段試験には、「学科試験」もあるんです。綺麗に書いたからと言って、点が加算される訳ではないのですけれど、心情としては、「なんか綺麗に書きたいな」って、ペン字の稽古を初めたのは、それもちょっとあるかもしれません。
私の敬愛する山岡鉄舟が、「剣・禅・書」の達人だったというのもあるのですけれど。^^;
検定試験まで、もう1週間を切りました。
ヤバいね。
普段できていないことは本番でも出せませんから、今更あせったところで、少しでも丁寧に書くしかないのですけれど。
曇り空で始まった月曜日。
今週は少し落ち着いて過ごそうと思っています。
本日もお読みいただき、感謝です。